アライグマを見つけたらどこに連絡?状況別の窓口と正しい手順

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アライグマを見つけたときの連絡先を解説するアイキャッチイラスト。早朝の住宅の庭先で、ゴミ置き場のそばに目の周りが黒く尾に縞模様のあるアライグマが1匹立っている。窓の内側では男性が受話器を手に困り顔で見ており、右では作業着姿の守谷タクミが市役所の建物を指し示している。
タクミ

「庭にアライグマがいた…どこに電話すればいいの?」
「役所?警察?それとも業者?」
と迷っていませんか?

この記事では、アライグマを見つけたときの連絡先について「状況別にどこへ連絡するか」「連絡する前の準備と電話で伝えること」「無断で捕獲・運搬しない理由」の3軸で解説します。

目の前に動物がいるのに連絡先がわからないのは、落ち着かないものですよね。

結論から言うと、連絡先は状況と自治体によって変わります

被害を受けていて捕獲を相談したいなら、まずはお住まいの市区町村の担当課です。

一方で、目撃情報の提供、死体の回収、負傷した個体では、別の窓口が担当することがあります。

そして環境省は、見つけた特定外来生物について不用意に捕まえないよう呼びかけています

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観点押さえるべき対策やってはいけないこと
連絡先の選択被害や捕獲の相談は市区町村へ。
目撃情報や死体は自治体の案内に従う
どのケースでも市区町村、と決めつける
連絡前の準備見た日時・場所・頭数など、わかる範囲を整理する撮影などのために不用意に近づく
自分での対応餌になるものを減らし、家屋への侵入を防ぐ必要な手続きをせずに捕獲する、生きたまま無許可で持ち帰る
アライグマを見つけたときの動き方|3軸の早見表

調査日:2026年8月10日(環境省公式・神奈川県公式・横浜市公式の情報のみを根拠に作成しています。制度の内容は自治体ごとに異なります。出典リンクは本文中に記載)

読み終える頃には、今日かけるべき電話が1本に絞れて、何を伝えればよいかまで決まっているはずです。

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タクミ

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この記事の執筆者

守谷タクミ(獣害対策アドバイザー)

  • 住宅リフォーム業界で15年勤務
  • 20社の害獣駆除業者を調査・比較
  • 害獣被害の修繕現場で蓄積した実体験をもとに情報発信

※当サイトの情報は環境省「鳥獣の保護及び管理に関する法律」厚生労働省「動物由来感染症」公益社団法人 日本ペストコントロール協会等の公的機関・専門団体の情報を、コンテンツ制作ポリシーランキングに関する根拠をもとに解説しています。

目次

被害の相談はまず市区町村へ

被害の相談先が市区町村であることを示した図解。中央の市役所の建物に「被害の相談は市区町村の担当課」のラベルが付き、そこから環境課・環境政策課・農政課・生活衛生課の4つの札が放射状にのびている。左で住人が受話器を持って電話し、右で守谷タクミが迷ったら代表番号でよいと伝えている。

被害を受けていて捕獲を相談したい場合、出発点はお住まいの市区町村の担当課になります。

神奈川県も「捕獲のご相談はお住いの市町村へご連絡下さい」と案内しており、捕獲は市町村が主体となって実施する仕組みです。

担当課の名前は自治体によって違い、環境課・環境政策課・農政課・生活衛生課などに分かれています。

どの課かわからないときは、代表番号に電話して「アライグマを見かけたのですが、担当はどちらですか」と聞けば取り次いでもらえます。

調べる時間で迷うより、代表番号にかけたほうが早く着地するでしょう。

アライグマは特定外来生物に指定されており、各地で防除の取り組みが進められています。

そのため「見かけただけ」の段階でも、情報として受け付けている自治体は少なくありません。

市役所がどこまで対応してくれるかの全体像は、害獣駆除は市役所に相談できる?の記事で整理しています。

タクミ

担当課を調べ切ってから電話しようとして、結局かけ損ねる方が多いです。
代表番号で十分です。

状況別の連絡先|5つのケース

アライグマを見つけたときの連絡先を状況別に示した5枚のカード。庭や道路で見かけたは野生動物の担当窓口、屋根裏に入られたは市区町村の担当窓口、けがをしているは市町村か都道府県へ、死んでいるは廃棄物の担当窓口、咬まれたは洗ってから受診。守谷タクミが状況を最初に伝えると早いと補足している。

同じ「アライグマを見つけた」でも、状況によって窓口が変わります。

下の表は横浜市と神奈川県の案内をもとにした整理です。

自治体ごとに担当が異なるため、あくまで振り分けの目安として使ってください。

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状況連絡先の目安伝える・確認するポイント
庭や道路で見かけた自治体の野生動物担当窓口など日時・場所・頭数。
神奈川県は「いきものログ」への目撃情報の投稿を呼びかけている
屋根裏や床下に入られた市区町村の担当窓口被害の内容。
自治体の捕獲制度を利用できるか確認する
けがをしている市町村または都道府県の野生鳥獣担当窓口アライグマなどの外来種は傷病鳥獣救護の対象外となる場合がある
死んでいる個体がいる自治体の廃棄物担当窓口など発見場所を伝える。
横浜市では道路上の場合、原則として各区の資源循環局事務所が窓口
咬まれた・引っかかれた傷口をよく洗い、医療機関を受診野生動物との接触であることを医師に伝える。
必要に応じて自治体にも相談する
状況別の連絡先の目安(横浜市・神奈川県の案内をもとに整理)

けがをした個体は、傷病鳥獣の保護制度の対象になるとは限りません。

横浜市は、傷ついた野生動物の保護について「野良猫などペットや外来の動物(アライグマ、ハクビシン、タイワンリス、カミツキガメ等)は対象になりません」と明記しています。

神奈川県も、けがや病気の野生鳥獣について特定外来生物は受け入れていないとしており、アライグマもその対象に挙げています。

「けがをしているから動物園や救護施設へ」と考えて自分で運ぶのは避けてください。

まずは市町村や都道府県の野生鳥獣担当窓口に状況を伝えて、どこが受けるかを確認しましょう。

死体については、横浜市では道路上などで見つけた場合、原則として発見した区の資源循環局事務所が窓口です。

ただし国道など、発見場所によって連絡先が変わることがあります。

状況によって窓口が変わるため、電話では「生きている」「けがをしている」「死んでいる」「家屋に侵入している」など、個体の状態を最初に伝えると担当窓口を確認しやすくなります。

咬まれたり引っかかれたりした場合は、行政への連絡より人のけがへの対応を優先してください。

まず傷口を石けんと水でよく洗い、医療機関を受診しましょう。

厚生労働省は、動物由来感染症について「咬み傷や引っ掻き傷からの病原体の侵入が典型的なもの」と説明し、受診の際は動物との接触状況を医師に伝えるよう案内しています。

威嚇されたときの動き方や危険性については、アライグマに威嚇された時の対処法の記事で詳しく解説しています。

そもそもアライグマかどうか自信がないときは、アライグマ被害のサインの記事で足跡や糞の特徴を確かめてみてください。

なお、目撃した情報そのものを役立てたい場合は、神奈川県が環境省の運営する「いきものログ」への投稿を呼びかけています。

同県では生息分布域の外で見かけたときに限り、県自然環境保全課への電話も受け付けています。

お住まいの都道府県でも似た仕組みがあるか、県の担当課のページを確認してみるとよいでしょう。

連絡する前にやっておくこと

自治体へ連絡する前の3つの準備を示した図解。日付と時刻と場所を書いたメモ帳で日時と場所を控える、窓の内側からスマートフォンで庭のアライグマを撮る、荒らされたゴミ袋と野菜で被害の内容を整理する、の3つを並べている。下に3分の準備で電話が短くなるという守谷タクミの帯がある。

電話をかける前に3分だけ手を動かしておくと、話が早く進みます。

担当者は現場を見ていないので、情報の粒度がそのまま対応のスピードに響くからです。

連絡前の3つの準備
  • 日時と場所を控える
    「何日の何時ごろ」「敷地のどこで」「何頭いたか」をメモします。

    複数回見ているなら、その日付も並べておくと被害の継続を伝えやすくなります
  • 近づかずに記録する
    横浜市は、アライグマなどを見かけてもこちらから近づかないよう呼びかけています。

    撮るなら窓越しや室内からにとどめ、足跡や荒らされたゴミなど動物本体が写っていない記録でも構いません
  • 被害の内容を言葉にしておく
    ゴミを荒らされた、家庭菜園を食べられた、屋根裏で物音がする、といった実害を整理します。

    被害があるかどうかで、使える制度が変わることがあります

写真を撮るために近づくのは避けてください。

撮れなくても、日時と場所と被害の内容だけで相談は成立します。

「証拠がないと取り合ってもらえないのでは」と身構える必要はありません。

電話で伝えることと聞かれること

自治体へ電話したときの会話を再現した図解。左の住人と右の市役所職員が受話器を持ち、間に4つの吹き出しが並んでいる。住人がアライグマらしい動物を昨夜庭で見たと伝え、職員が被害の有無を尋ね、住人がゴミを荒らされ屋根裏でも物音がすると答え、職員が土地の所有者を尋ねている。

電話は次の順で話すと、担当者が状況を把握しやすくなります。

途中で質問されたら、その都度答えれば大丈夫です。

手順
見た動物と状況を伝える

「アライグマらしき動物を、いつ、どこで見た」と切り出します。

断定できなくても構いません。

しま模様の尻尾、目の周りの黒い模様など、見えた特徴を添えると伝わりやすくなります。

手順
被害の有無を伝える

実害が出ているかどうかを伝えます。

屋根裏への侵入、糞尿、家庭菜園の食害など、具体的に話すほど話が早く進みます。

被害がまだない場合も、その旨をそのまま伝えて構いません。

手順
使える制度を確認する

箱わなの貸し出しや捕獲事業があるか、費用の負担はどうなるかを聞きます。

あわせて「自分でやってよいこと」「やってはいけないこと」も確認しておくと安心です。

制度の内容は自治体ごとに大きく異なります。

逆に、担当者から聞かれやすいのは「土地の所有者は誰か」という点です。

横浜市の場合、市の事業による罠の設置には設置場所の所有者からの依頼が必要とされています。

賃貸住宅や集合住宅なら、管理会社やオーナーへの連絡も並行して進めておくと二度手間になりません。

タクミ

「所有者の同意」で止まる相談は本当に多いです。
賃貸なら管理会社にも先に一報を。

無断で捕獲・運搬しない理由

アライグマをうっかり捕まえてしまったときの分岐を示した図解。左は箱わなに入ったアライグマを前に困る住人。右上はその場ですぐ放すなら問題ないとして、開いた扉から出ていくアライグマ。右下は生きたまま運ぶのは許可がいるとして、箱とトラックの間に制止する手のひらを描いている。

「捕まえて役所に持っていけば早いのでは」と考える方がいますが、これは避けてください。

理由は2つあり、どちらも法律にかかわります。

1つ目は、捕獲に手続きが要る点です。

横浜市は、野生鳥獣の捕獲には鳥獣保護管理法にもとづく捕獲許可が必要だと案内しています。

手続きを踏まない捕獲は同法違反として、1年以下の拘禁刑または100万円以下の罰金の対象となり得ます。

ただし、個人が一切かかわれないわけではありません。

神奈川県は、地域住民等が防除を行う場合に「捕獲等従事者」となるための届出が必要だとしており、届出の詳細は捕獲を実施する地域の市町村に問い合わせるよう案内しています。

つまり問題なのは「捕獲すること」ではなく、必要な手続きを踏まずに捕獲することです。

どの制度が使えるかは自治体ごとに違うので、担当課で確認するのが近道でしょう。

2つ目は、運搬の制限です。

アライグマは特定外来生物にあたるため、環境省の外来生物法Q&Aでは「見つけた特定外来生物を生きたまま許可無く運搬することはできない」と示されています。

つまり、捕まえて車で役所へ運ぶ行為そのものが問題になり得るということです。

だからこそ環境省は「不用意に捕まえず、まずはその場所の管理者や行政機関に相談することをお勧めします」と呼びかけています。

なお同Q&Aでは、捕まえてしまった場合でもその場ですぐ放すのであれば問題ないとされています。

意図せず捕まえてしまったときは、無理に持ち運ばず、その場で放してから相談するのが安全な選択でしょう。

捕獲許可の申請手順や必要書類を知りたい場合は、アライグマの捕獲許可申請ガイドにまとめています。

許可なく捕獲した場合に何が問題になるかは、害獣を勝手に捕獲すると違法?の記事で整理しました。

連絡後の流れと業者の出番

自治体へ連絡したあとに返ってくる3つのパターンを示した図解。制度が使えた場合は箱わなと書類、助言だけだった場合は吹き出しとメモ帳、建物の作業は対象外の場合は住宅と作業員のアイコン。左で受話器を置いた住人から3本の矢印がのび、どれでも次の一手はあるという帯を添えている。

市区町村に連絡したあと、どこまで対応してもらえるかは自治体によって差があります。

箱わなの貸し出しや捕獲個体の引き取りまで行う自治体もあれば、助言と情報提供にとどまる自治体もあるのが実情です。

そして、多くの自治体で対象外になりやすいのが建物側の工事です。

屋根裏や床下への侵入口をふさぐ封鎖、堆積した糞尿の清掃、消毒や消臭、汚損した断熱材の交換といった作業は、住宅の修繕にあたるため民間業者の領域になります。

捕獲は自治体の制度、建物の復旧は業者、と役割を分けて考えると迷いません。

清掃を伴う現場では、防護具の着用や次亜塩素酸ナトリウムなどによる消毒が必要になる場面もあります。

公益社団法人 日本ペストコントロール協会に加盟する事業者や、防除作業監督者を置く会社であれば、こうした衛生面の手順にも慣れているでしょう。

業者に頼む範囲や費用の考え方はアライグマ駆除業者の選び方で、費用相場はアライグマの駆除方法の記事で解説しています。

なお、電話口で契約を急がせる業者や、現地を見ずに総額を言い切る業者には注意してください。

不安を感じたときは、消費者ホットライン「188」で最寄りの消費生活センターに相談できます。

複数社に現地調査を依頼し、作業範囲と保証条件を並べて比べるのが、遠回りに見えていちばん確実です。

タクミ

自治体は捕獲、業者は建物の復旧。
この線引きを持っておくと相談がぶれません。

よくある質問|アライグマの連絡先

アライグマの連絡先に関するよくある質問のイラスト。リビングで男性・女性・高齢の女性の3人がそれぞれ頭上に疑問符を浮かべ、男性は受話器を、女性はメモ帳を手にしている。右では作業着姿の守谷タクミが開いたノートを見せながら答え、窓の外の庭に小さくアライグマの後ろ姿が見える。
警察に連絡してもよいですか

人にけがをさせる恐れがあるなど、身の危険が差し迫っている場合は110番を選んでください。

そうでなければ、まずは市区町村の担当課が窓口になります。

目撃や被害の相談先として警察が案内されているわけではありません。

被害がなく見かけただけでも連絡してよいですか

連絡して構いません。

神奈川県のように、目撃情報を環境省の「いきものログ」へ投稿するよう呼びかけている自治体もあります。

被害の有無で使える制度は変わりますが、情報として受け付けている自治体は少なくありません。

連絡すれば市が駆除しに来てくれますか

自治体によって対応の範囲が異なります。

箱わなの貸し出しや捕獲事業を行う自治体がある一方、助言と情報提供が中心の自治体もあります。

屋根裏の封鎖や清掃といった建物側の作業は、対象外になることが多いと考えておいてください。

庭で死んでいるアライグマはどこへ連絡しますか

市区町村の清掃・環境部門が窓口になることが多く、横浜市では各区の資源循環局事務所が案内されています。

環境部門とは担当が分かれる場合があるため、電話口で「死んでいる」と最初に伝えてください。

素手では触らず、回収方法も窓口で確認しましょう。

捕まえてしまいました。

どうすればよいですか

環境省の外来生物法Q&Aでは、特定外来生物を捕まえてしまった場合でも、その場ですぐ放すのであれば問題ないとされています。

生きたまま許可なく運搬することはできないため、車などで移動させるのは避けてください。

そのうえで、市区町村の担当課に状況を相談しましょう。

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まとめ:まず市区町村へ一報を

アライグマを見つけたときの記録と連絡をまとめたイラスト。昼のリビングのテーブルに、日付と場所を書いたメモ帳、庭を撮った写真が表示されたスマートフォン、電話機、環境課と書いた付せんが並んでいる。落ち着いた表情の夫婦と守谷タクミがそばにおり、まず市区町村へ一報をと示している。

アライグマを見つけたときの連絡先について、状況別の窓口、連絡前の準備、電話で伝えること、無断で捕獲・運搬しない理由まで解説してきました。

本記事のポイントを最後に整理します。

  • 出発点はお住まいの市区町村の担当課

    神奈川県も捕獲の相談は市町村へ、と案内しています
  • けがをした個体は傷病鳥獣の保護対象から外れることがあり、死体は市の清掃部門など、状況で窓口が分かれます
  • 連絡前に日時・場所・頭数・被害の内容を控えておくと、話が早く進みます
  • 咬まれたら傷口をよく洗って受診し、野生動物との接触だと医師に伝えます。

    ペットが接触したなら動物病院へ相談します
  • 捕獲には許可や届出などの手続きが要り、生きたままの運搬も許可なくできません。

    捕まえて役所へ運ぶのは避けてください
  • 屋根裏の封鎖や糞尿の清掃は民間業者の領域

    捕獲は制度、建物の復旧は業者と分けて考えます

「たかが1匹見ただけで役所に電話するのは大げさでは」とためらう方こそ、早めの一報をおすすめします。

リフォーム業界15年・20社の害獣駆除業者を調査してきた経験から言うと、目撃の段階で動いた家と、屋根裏に住み着いてから動いた家では、かかる費用も工期もまるで違います

すでに住み着きの気配があるなら、下の3社のような実績のある業者への相談から始めるのが確実です。

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