東京都の害獣駆除|被害の実態・費用相場・業者の選び方を徹底解説

東京の害獣駆除ガイド

東京都にお住まいで、害獣被害にお困りではありませんか?

「夜中に天井裏でドタドタと走り回る音がする」

「飲食店にネズミが出て保健所から指導を受けた」

「庭にハクビシンらしき動物が出た」

——こうした経験がある方は、害獣が住み着いている可能性があります。

東京都は1400万人が暮らす日本最大の都市ですが、実は驚くほど多様な害獣問題を抱えています。

23区の住宅密集地や繁華街ではネズミ・ハクビシン、世田谷区・練馬区・杉並区など緑の多い住宅地ではハクビシン・タヌキ、八王子市・町田市・日野市など多摩丘陵に隣接するエリアではアライグマ・ハクビシン、そして奥多摩・檜原村ではシカ・イノシシ・クマと、エリアごとに異なる被害が発生しています。

この記事では、獣害対策アドバイザーとしてリフォーム業界で15年の現場経験を持ち、30社以上の害獣駆除業者を取材・比較してきた私が、東京都の害獣被害の実態・費用相場・信頼できる業者の選び方・行政の相談窓口まで徹底的に解説します。

ぜひ最後までお読みいただき、害獣被害の解決に役立ててください。


目次

東京都の害獣被害の実態|23区から多摩・奥多摩まで広がる深刻な問題

東京都の害獣被害の実態|23区から多摩・奥多摩まで広がる深刻な問題
タクミ

東京都は大都市でありながら、23区の飲食店街から多摩丘陵、奥多摩の山間部まで多様な害獣被害を抱えています。ネズミ・ハクビシン・アライグマ・イノシシと、エリアごとに問題が異なるのが東京の特徴です。

結論から言うと、東京都は「大都市=害獣とは無縁」というイメージに反し、全国でも有数の害獣被害多発エリアです。

東京都環境局の情報によると、23区内でのネズミ・ハクビシンの相談件数は増加傾向が続いており、多摩地区でもアライグマ・ハクビシンの捕獲数が年々増えています。

私がリフォーム現場で15年間見てきたなかでも、東京都内のお客様からの害獣関連の相談は明らかに増えています。

23区の住宅密集地・飲食店街と多摩丘陵が生む東京特有の事情

東京都は、渋谷・新宿・上野といった繁華街から、世田谷区・練馬区・杉並区などの閑静な住宅地、八王子市・町田市・日野市の多摩丘陵エリア、さらには奥多摩・檜原村の山間部まで、極めて多様な環境が凝縮されています。

この地理的な多様性が、害獣被害を複雑にしている大きな要因です。

23区内では、飲食店が密集する新宿・渋谷・上野・池袋エリアでクマネズミが大量発生し、飲食店だけでなく周辺の住宅にも被害が拡大しています。

また、世田谷区・練馬区・杉並区・足立区など緑地や農地が残るエリアでは、ハクビシンやタヌキが住宅地に流入するケースが後を絶ちません。

明治神宮や皇居周辺では、広大な緑地を拠点にタヌキやハクビシンが都心部に出没する都市型野生動物の問題も顕在化しています。とくに以下のエリアでは被害報告が多くなっています。

  • 渋谷区・新宿区・台東区(上野)
    飲食店街を中心にクマネズミの大量発生。周辺住宅への被害拡大も
  • 世田谷区・練馬区・杉並区
    緑地に隣接する住宅地でハクビシン・タヌキの侵入被害が増加
  • 足立区・葛飾区・江戸川区
    下町エリアの築古木造住宅密集地でネズミの侵入被害が深刻
  • 八王子市・町田市・日野市
    多摩丘陵に隣接するエリアでハクビシン・アライグマ・タヌキ被害が多発
  • 青梅市・あきる野市・日の出町
    山林と住宅地の境界エリアでイノシシ・シカの農作物被害
  • 奥多摩町・檜原村
    シカ・イノシシ・クマの出没。林業被害や登山道周辺での遭遇リスクも

東京都で報告が多い害獣の種類と被害パターン

東京都内で特に被害報告が多い害獣は以下のとおりです。

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害獣の種類主な被害被害が多いエリア
ネズミ(クマネズミ)配線かじり・食品汚染・糞尿・飲食店の営業支障23区全域(とくに渋谷・新宿・上野・足立区・葛飾区)
ハクビシン天井裏への侵入・糞尿被害・果樹食害世田谷区・練馬区・杉並区・八王子市・町田市
アライグマ屋根裏侵入・農作物被害・ペット襲撃八王子市・町田市・日野市・あきる野市
タヌキ庭荒らし・農作物被害・ため糞世田谷区・練馬区・港区(明治神宮周辺)・多摩地区全域
コウモリ換気口からの侵入・糞による衛生被害23区のマンション・多摩地区の戸建て
ハトバルコニー・屋上の糞害・巣作り23区のマンション・商業ビル
イノシシ農作物被害・花壇破壊・人身事故リスク青梅市・あきる野市・奥多摩町・檜原村
シカ農作物食害・林業被害・交通事故奥多摩町・檜原村・青梅市西部

被害を放置するとどうなるか?修繕費用が膨らむリスク

ここだけは絶対に押さえてください。害獣被害は放置すればするほど費用が跳ね上がります

私が現場で実際に見てきた事例では、世田谷区の築20年の戸建て住宅でハクビシンが天井裏に住み着いて半年間放置され、断熱材が糞尿でびしょびしょになり全面交換が必要になったケースがあります。

駆除だけなら10〜15万円で済むところ、修繕費用を含めると60万円以上に膨れ上がりました。

東京都の場合、飲食店でのネズミ被害は営業停止リスクに直結するため、経済的損失はさらに大きくなります。

渋谷区の飲食店で保健所の指導後に本格的なネズミ駆除を実施し、店舗改修費を含めて100万円以上かかった事例もあります。

さらに、足立区や葛飾区の築古木造住宅密集地では、1軒のネズミ被害が隣家に波及する連鎖被害も珍しくありません。

「様子を見よう」は害獣対策において最も高くつく判断だと断言します。


東京都で多い害獣の種類と見分け方

東京都で多い害獣の種類と見分け方
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害獣の種類を正しく特定することが、適切な駆除方法と費用を判断する第一歩です。東京都ではネズミ・ハクビシン・アライグマ・タヌキが四大害獣と言えます。

東京都で害獣被害に遭ったとき、まず重要なのは「何の動物か」を特定することです。

動物の種類によって、対処法・費用・依頼すべき業者が変わってきます。

ネズミ(クマネズミ)|23区の飲食店街・住宅密集地で最多の被害

東京都で最も被害件数が多い害獣はネズミ、とくにクマネズミです。

体長15〜25cm程度で、高所を移動する能力が極めて高いのが特徴です。

見分けのポイントは以下のとおりです。

  • 足音
    夜間に天井裏や壁の中で「カサカサ」「チューチュー」という軽い音がする
  • ラットサイン
    壁や柱に黒っぽい汚れ(体の油が付着したもの)が残る
  • 糞の特徴
    細長い米粒大の糞が通り道に点々と落ちている
  • かじり跡
    電気配線・食品パッケージ・木材などにかじり跡がある

23区では渋谷・新宿・上野・池袋の飲食店街を中心に被害が集中しています。

飲食店の厨房や食品倉庫にネズミが侵入すると、食品汚染だけでなく保健所の指導対象となり、最悪の場合は営業停止に追い込まれます。

また、足立区・葛飾区・墨田区・台東区の下町エリアでは築古木造住宅が密集しており、排水管や壁の隙間からネズミが侵入しやすい環境です。

都心部のマンションでも油断はできません。

配管を伝って高層階まで侵入するケースがあり、港区や中央区のタワーマンションでもネズミ被害の相談は少なくありません。

ハクビシン|世田谷区・練馬区・杉並区の住宅地で急増中

ハクビシンは東京都内で急速に生息域を拡大している害獣です。

体長50〜60cm程度で、顔の中央に白い線が入っているのが特徴です。

見分けのポイントは以下のとおりです。

  • 足音
    夜間に天井裏を「ドタドタ」と重い足音で走り回る
  • 糞の特徴
    同じ場所に糞をする「溜め糞」の習性。果実の種が混じっていることが多い
  • 侵入経路
    電線を伝って屋根に登り、わずか8cm程度の隙間から侵入する
  • 時期
    春〜初夏が繁殖期で被害が急増する

東京都内では世田谷区・練馬区・杉並区など、緑地や公園に隣接する住宅地で特に被害が増えています。

世田谷区では区内を流れる野川・仙川沿いの緑道をハクビシンが移動経路として利用し、周辺住宅の天井裏に侵入するパターンが多く報告されています。

練馬区では石神井公園・光が丘公園周辺で、杉並区では善福寺川緑地周辺で目撃情報が増加しています。

八王子市・町田市・日野市の多摩地区でも、丘陵地に隣接する住宅地でハクビシン被害は多発しています。

とくに八王子市南部の多摩丘陵エリアでは、山林から住宅地への流入が顕著です。

アライグマ・タヌキ|八王子市・町田市・日野市の多摩地区で被害拡大

アライグマは特定外来生物に指定されており、東京都内での捕獲数は年々増加しています。体長40〜60cm、しましまの尾が特徴です。

ハクビシンとの見分け方で最も分かりやすいのは、足跡です。アライグマは人間の手のような5本指の足跡を残します。

また、ハクビシンより攻撃的で、ペットや家畜を襲うこともあるため注意が必要です。

東京都では八王子市・町田市・日野市・あきる野市など多摩地区を中心にアライグマの捕獲数が増加しています。

八王子市では高尾山周辺から市街地にかけて広い範囲で目撃されており、住宅の屋根裏侵入や家庭菜園の食害が報告されています。

タヌキは東京都内で最も広く生息している野生動物のひとつです。

23区内でも世田谷区・練馬区・港区(明治神宮周辺)・千代田区(皇居周辺)で生息が確認されています。

庭を掘り返す、農作物を食べる、「ため糞」による悪臭被害が主な問題です。

明治神宮や皇居の広大な緑地がタヌキの生息拠点となっており、そこから周辺住宅地へ出没するパターンが報告されています。

コウモリ・ハト・イノシシ・シカ|都心から奥多摩まで地域別の被害傾向

コウモリ(アブラコウモリ)

換気口や軒下のわずかな隙間から侵入します。

糞が乾燥すると粉塵になり、アレルギーや感染症のリスクがあります。

23区内ではマンションの換気口や非常階段の隙間から侵入するケースが多く、都心部でも港区・渋谷区・新宿区のマンションで被害が報告されています。

多摩地区の戸建て住宅でも被害は広がっています。

ハト(ドバト・キジバト)

東京都内のマンション・商業ビルで深刻な問題です。

バルコニーや屋上に巣を作り、大量の糞が衛生被害を引き起こします。

糞にはクリプトコッカスなどの病原菌が含まれ、乾燥して吸い込むと健康被害のリスクがあります。

23区の集合住宅では最も相談件数が多い鳥害です。

イノシシ


体重50〜150kgにもなる大型の害獣です。東京都では青梅市・あきる野市・日の出町・奥多摩町・檜原村の西多摩地区で被害が報告されています。

農作物の食害だけでなく、畑を掘り返して壊滅的な被害をもたらします。

住宅地近くへの出没も増えており、遭遇した場合は人身事故のリスクがあるため、絶対に近づかないでください。

シカ


奥多摩町・檜原村を中心に生息数が増加しています。

林業被害(樹皮の食害)や農作物被害に加え、秩父多摩甲斐国立公園内では高山植物への食害が懸念されています。

青梅市西部でも目撃情報が増えており、都道での車との衝突事故も報告されています。

ツキノワグマ


奥多摩町・檜原村で出没情報が確認されています。

頻度は高くありませんが、秋の堅果類(ドングリ等)の不作年には人里近くまで降りてくることがあります。

人命に関わるため、目撃した場合は直ちに市町村に通報してください。


奥多摩町・檜原村で出没情報が確認されています。

頻度は高くありませんが、秋の堅果類(ドングリ等)の不作年には人里近くまで降りてくることがあります。

人命に関わるため、目撃した場合は直ちに市町村に通報してください。


東京都の害獣駆除にかかる費用相場

東京都の害獣駆除にかかる費用相場
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害獣駆除の費用は種類と被害規模で大きく変わります。30社以上を取材して得た相場感を具体的にお伝えしますので、見積もりの参考にしてください。

結論から言うと、東京都の害獣駆除費用は害獣の種類と被害の規模によって大きく異なります

私が30社以上の業者を取材して得た相場感を、具体的な数字でお伝えします。

害獣の種類別の費用目安

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害獣の種類駆除費用の目安作業内容
ネズミ3万〜15万円捕獲・殺鼠剤設置・侵入口封鎖
ハクビシン8〜30万円追い出し・捕獲・侵入口封鎖・清掃
アライグマ10〜35万円捕獲(箱罠)・侵入口封鎖・清掃・消毒
コウモリ3万〜10万円追い出し・侵入口封鎖
ハト3万〜12万円忌避剤設置・防鳥ネット・スパイク設置
イノシシ15万〜50万円箱罠設置・柵の設置・見回り

上記はあくまで目安です。建物の構造や被害の進行度、作業の範囲によって金額は変動します。

東京都は全国的に見ても出張費が高くなる傾向がありますが、業者の選択肢が多い分、競争原理が働きやすい面もあります。

費用が変動する要因(被害規模・建物構造・作業内容)

同じハクビシン駆除でも、費用に大きな差が出る理由は以下の3点です。

  • 被害の進行度
    糞尿による断熱材の汚損が進んでいるほど、清掃・消毒・交換の費用が上乗せされる
  • 建物の構造
    東京都は住宅密集地が多く、隣家との距離が近いため作業スペースが限られる。足場の設置が必要になるケースも多い
  • 侵入口の数
    侵入口が多いほど封鎖工事の範囲が広がり費用が増える

東京都の住宅事情として、23区内の住宅密集地では作業車両の駐車スペース確保が難しく、搬入作業に時間がかかることがあります。

また、足立区・葛飾区・墨田区などの下町エリアでは築古木造住宅が多く、侵入口が多い反面、構造がシンプルで作業はしやすいケースもあります。

多摩地区では山林との距離が近い住宅が多く、侵入経路が豊富になりがちです。

見積もりを取るときの3つの注意点

私が30社以上を比較した中で、見積もりの段階で注意すべきポイントは以下の3つです。

  1. 必ず現地調査後の見積もりを取る
    電話やメールだけの概算見積もりは当てになりません。現地を見ないと正確な金額は出せないからです
  2. 最低3社から見積もりを取る
    1社だけでは相場が分かりません。東京都は業者数が多いため、3社比較することで適正価格が見えてきます
  3. 見積書の内訳を確認する
    「一式○○万円」ではなく、捕獲費・封鎖費・清掃費・出張費が項目ごとに分かれている業者を選んでください

失敗しない害獣駆除業者の選び方|5つのチェックポイント

失敗しない害獣駆除業者の選び方|5つのチェックポイント
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業者選びは害獣駆除の成否を決める最も重要なステップです。東京都は業者数が多いだけに、見極めが肝心です。15年の現場経験から得た5つのチェックポイントを解説します。

東京都内には非常に多くの害獣駆除業者が存在します。

しかし残念ながら、すべてが信頼できるわけではありません。

リフォーム現場で15年間見てきた経験から、業者選びで押さえるべき5つのポイントをお伝えします。

資格・許可の有無を確認する

害獣駆除業者を選ぶ際、最初に確認すべきは資格と許可の有無です。

具体的には以下を確認してください。

  • 防除作業監督者
    ネズミ・害虫駆除の国家資格
  • わな猟免許・狩猟免許
    アライグマ・ハクビシン等の捕獲に必要
  • 損害保険への加入
    作業中の建物損傷に対する保証

これらの資格を持たず、無許可で捕獲作業を行っている業者が存在します。

東京都は業者数が多いだけに、無資格業者に当たるリスクも高くなります。

法律違反のリスクもあるため、必ず確認してください。

現地調査と見積もりが無料か

信頼できる業者は、現地調査と見積もりを無料で行っています。

「調査費用として○万円」を事前に請求してくる業者は、その時点で候補から外して構いません。

現地を見て初めて被害状況が分かるため、調査前に料金を請求するのは不誠実です。

再発保証の有無と保証期間

害獣駆除において最も重要なのは再発防止です。

駆除だけして侵入口を塞がなければ、再び害獣が入ってきます。

優良業者は1〜5年程度の再発保証を設けています。

保証期間内に再発した場合、無料で再施工してくれる業者を選んでください。

口コミ・実績の見極め方

口コミは参考になりますが、すべてを鵜呑みにしてはいけません。以下の観点でチェックしてください。

  • 施工事例の写真が豊富か(ビフォー・アフター付きが理想)
  • 「東京都内の施工実績○○件」など具体的な数字があるか
  • 低評価の口コミに対して丁寧に返信しているか
  • 公式サイトにスタッフの顔写真や資格情報が掲載されているか

追加料金の発生条件を事前に確認する

「作業を始めたら追加料金が発生した」というトラブルは害獣駆除業界で非常に多いです。

見積もり段階で追加料金が発生する条件を明確に書面で確認してください。

「追加料金は一切なし」と断言する業者か、発生条件を事前に具体的に説明してくれる業者を選ぶのが安全です。


東京都・区市町村の行政相談窓口と支援制度

東京都・区市町村の行政相談窓口と支援制度
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行政への相談も有効な手段です。東京都にはアライグマ・ハクビシン防除実施計画や区市町村ごとの捕獲器貸出など独自の仕組みがあるので、上手に活用しましょう。

害獣被害に遭ったとき、まずは行政に相談するという選択肢もあります。

ただし自治体が直接駆除してくれるわけではないという点は理解しておいてください。

東京都の有害鳥獣捕獲許可制度と相談先

東京都では、環境局自然環境部が鳥獣保護管理の窓口になっています。

主に以下のような対応を行っています。

  • 鳥獣保護管理法に基づく捕獲許可の相談
  • 被害防除に関するアドバイス
  • 専門業者の紹介(ただし特定業者の推薦はしない)

東京都独自の取り組みとして、以下の制度が注目されます。

東京都の独自制度
  • 東京都有害鳥獣捕獲許可制度
    農作物や生活環境に被害を及ぼす鳥獣について、区市町村長が捕獲許可を発行。猟友会と連携して箱罠・くくり罠による捕獲を推進
  • 東京都アライグマ・ハクビシン防除実施計画
    特定外来生物であるアライグマと、生態系に影響を及ぼすハクビシンの防除を都と区市町村が連携して実施。捕獲器の無料貸出を行う自治体が多い
  • 練馬区の捕獲器貸出制度
    ハクビシン・アライグマの被害が確認された場合、区が捕獲器を無料で貸し出し、捕獲後の回収も区が対応
  • 世田谷区のハクビシン・アライグマ相談窓口
    専用の相談ダイヤルを設置し、捕獲器の貸出と撤去を実施
  • 八王子市の有害鳥獣対策
    イノシシ・シカの防除柵設置に対する補助金制度、アライグマ・ハクビシンの捕獲器貸出を実施
  • 奥多摩町・檜原村のシカ・イノシシ対策
    東京都の鳥獣被害防止計画に基づき、猟友会と連携した有害鳥獣捕獲を積極的に推進

主要区市町村の窓口一覧

東京都内の主要区市町村の相談窓口は以下のとおりです。

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区市町村担当部署主な対応内容
世田谷区環境政策部 環境保全課ハクビシン・アライグマの捕獲器貸出・相談
練馬区環境部 環境課ハクビシン・アライグマの捕獲器貸出・回収
杉並区環境部 環境課有害鳥獣の相談・捕獲器貸出
足立区環境部 生活環境保全課ネズミ・害獣の相談・防除指導
八王子市環境部 環境保全課アライグマ・ハクビシン捕獲・イノシシ防除柵補助
町田市環境資源部 環境・自然共生課有害鳥獣の相談・捕獲器貸出
青梅市環境部 環境政策課イノシシ・シカ対策・有害鳥獣捕獲

各区市町村によって対応内容が異なるため、まずは電話で状況を伝えて相談することをおすすめします。

有害鳥獣捕獲許可の申請方法と流れ(5ステップ)

鳥獣保護管理法により、野生鳥獣は原則として許可なく捕獲できません。

自分で捕獲したい場合は、区市町村に有害鳥獣捕獲許可を申請する必要があります。

申請の流れは以下のとおりです。

STEP
区市町村の担当窓口に相談する

お住まいの区市町村の環境課や農政課に電話で状況を伝えましょう。

STEP
被害状況を報告し、申請書類を入手する

被害状況の写真が求められることもあるため、事前に撮影しておくとスムーズです。

STEP
必要書類を提出する

申請書と添付資料を窓口に提出し、審査を待ちます。

STEP
許可が下りたら捕獲を実施する

指定された方法・期間内で捕獲を行います。

STEP
捕獲結果を報告する

捕獲の有無にかかわらず、結果を区市町村に報告する義務があります。

ただし現実的には、捕獲許可の取得には時間がかかるうえ、適切な道具と知識が必要です。

一般の方が自力で捕獲するのはハードルが高いため、専門業者への依頼が現実的な選択肢です。


自分でできる害獣の予防・応急対策

自分でできる害獣の予防・応急対策
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業者に依頼する前にできる対策もありますが、やってはいけないNG行動もあります。正しい知識を持って取り組みましょう。

業者に依頼する前に、自分でできる対策もあります。ただし注意点もあるため、正しい知識を持って取り組んでください。

侵入口を見つけて塞ぐセルフチェック法

害獣対策の基本は侵入口を塞ぐことです。以下の場所を重点的にチェックしてください。

  • 屋根と壁の接合部
    経年劣化で隙間ができやすい
  • 換気口・通気口
    メッシュが破損していないか
  • 軒下・破風板
    木材の腐食による穴がないか
  • 配管やケーブルの貫通部
    隙間が空いたままになっていないか
  • 床下の通気口
    格子が壊れていないか
  • エアコンの配管カバー
    隙間からネズミやコウモリが侵入するケースが多い

隙間の大きさが3cm以上あれば、ネズミやコウモリは侵入できます。

ハクビシンは8cm程度の隙間があれば入り込みます。

東京都の23区内では住宅が密集しているため、隣家との間の狭い通路が死角になりやすく、侵入口を見逃しがちです。

とくに足立区・葛飾区・墨田区の下町エリアでは築40年以上の木造住宅も多く、建物全体に複数の侵入口がある場合があります。

多摩地区では山林との距離が近い住宅ほど、侵入経路が多くなる傾向です。

ホームセンターで購入できる金属メッシュやパテで応急処置は可能ですが、高所作業は危険なため、屋根周りは業者に任せることをおすすめします。

やってはいけないNG対策

以下の対策は効果がないばかりか、逆効果になることがあります。

  • 超音波撃退器の過信
    一時的な効果はありますが、害獣は数日で慣れてしまいます。これだけで解決しようとするのは危険です
  • 毒エサの無計画な設置
    他の動物やペットが誤食するリスクがあります。また、壁の中で死んだ場合、腐敗臭の問題が発生します。東京都の住宅密集地では隣家への臭気被害に発展するおそれもあります
  • 害獣を追い込む・脅かす
    とくにアライグマやイノシシは反撃してきます。噛まれると感染症のリスクもあるため、絶対に近づかないでください
  • 許可なく捕獲する
    鳥獣保護管理法違反になります。1年以下の懲役または100万円以下の罰金が科される可能性があります

業者に依頼すべきタイミングの判断基準

以下のいずれかに該当する場合は、自力での対策は困難です。速やかに専門業者に相談してください。

  • 天井裏や壁の中に害獣が住み着いている
  • 糞尿による異臭が発生している
  • 建物に明確な損傷が見られる
  • 害獣の種類が特定できない
  • 同じ害獣が何度も侵入してくる

【FAQ】東京都の害獣駆除に関するよくある質問

東京都の害獣駆除に関するよくある質問
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東京都の害獣駆除について、よく寄せられる質問をまとめました。23区のマンション被害やネズミ対策に関する質問も含めて解説します。

東京都で害獣駆除を依頼すると費用はいくらくらいですか?

害獣の種類と被害の規模によりますが、ネズミ駆除で3万〜15万円、ハクビシンで8〜30万円、アライグマで10〜35万円が目安です。

必ず複数社から見積もりを取り、相場の範囲内かを確認してください。

害獣を自分で捕まえても大丈夫ですか?

いいえ。鳥獣保護管理法により、野生鳥獣は原則として許可なく捕獲できません。

違反した場合、1年以下の懲役または100万円以下の罰金が科されます。

区市町村の窓口で有害鳥獣捕獲許可を申請するか、許可を持った専門業者に依頼してください。

区役所・市役所に相談すれば無料で駆除してくれますか?

残念ながら、自治体が直接駆除を行うケースはほとんどありません。

区市町村の窓口では、捕獲許可の申請や被害防除のアドバイス、専門業者の情報提供といった対応が中心です。

ただし、練馬区・世田谷区のハクビシン・アライグマ捕獲器貸出や八王子市の防除柵補助など、一部の自治体では実質的な支援を行っています。

害獣駆除の業者は何を基準に選べばいいですか?

私が30社以上を取材した中で最も重要だと感じたのは、(1)資格・許可の有無、(2)現地調査と見積もりが無料か、(3)再発保証の有無の3点です。

この3つを満たしていない業者は候補から外すことをおすすめします。

夜中に天井裏で物音がします。何の動物でしょうか?

「ドタドタ」と重い足音ならハクビシンやアライグマの可能性が高く、「カサカサ」「チューチュー」という軽い音ならネズミの可能性が高いです。

同じ場所に糞が溜まっていればハクビシン、足跡が5本指ならアライグマと判断できます。

自己判断が難しい場合は、業者に現地調査を依頼してください。

23区のマンションでも害獣被害はありますか?

はい、あります。

23区のマンションではコウモリ・ハトの被害が多く、換気口やバルコニーから侵入します。

また、配管を伝ってネズミが高層階まで侵入するケースもあります。

マンション管理組合を通じて対策を依頼するのが効率的です。

一度駆除すれば二度と害獣は来ませんか?

駆除だけでは不十分です。侵入口を完全に塞がなければ、同じ場所に再び害獣が入り込みます。

信頼できる業者は駆除と同時に侵入口封鎖工事を行い、再発保証も付けてくれます。

業者選びの際は、再発保証の有無を必ず確認してください。


まとめ:東京都の害獣駆除は早期対応と信頼できる業者選びがカギ

東京都の害獣駆除は早期対応と信頼できる業者選びがカギ
タクミ

東京都は大都市でありながら、23区の飲食店街から多摩丘陵、奥多摩の山間部まで多様な害獣被害を抱えています。この記事のポイントを振り返りましょう。

東京都は1400万人が暮らす大都市でありながら、23区の飲食店街・住宅密集地でのネズミ被害、世田谷区・練馬区・杉並区でのハクビシン・タヌキ被害、八王子市・町田市の多摩地区でのアライグマ被害、奥多摩・檜原村でのシカ・イノシシ・クマ被害まで、驚くほど多様な害獣問題を抱えています。

本記事のポイントを改めて整理します。

私がリフォーム現場で15年間見てきた限り、害獣被害は正しい知識と信頼できる業者さえあれば、必ず解決できます。

まずは本記事の情報を参考に、複数の業者から無料見積もりを取ることから始めてみてください。

迷ったら、まずは無料相談を試してみることをおすすめします。

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