タクミ「畑の作物がシカに食べられた、どこに相談すれば?」
「庭先にイノシシの掘り起こし跡があった、市は対応してくれる?」と迷っていませんか。
この記事では、秩父市のシカ・イノシシ被害を「公式相談窓口と被害防止計画」「市の制度だけでは足りない作業」「業者選びと費用の考え方」の3軸で整理します。
行政の支援があると聞いても、実際にどこまで動いてくれるのかは分かりにくいですよね。
結論から言うと、秩父市は農林部 鳥獣対策課(0494-22-2496)に相談窓口をまとめ、秩父市鳥獣被害防止計画(令和8〜10年度)に基づいて捕獲や被害防止を進めています。
まずは公式窓口に相談し、防護柵や復旧など足りない部分だけを民間業者の相見積もりで補うのが一番わかりやすい順序です。
| 見る観点 | 押さえるべき対策 | 見落としやすい落とし穴 |
|---|---|---|
| 被害動物の種類 | シカ・イノシシ・サル・アライグマで対応の組み合わせを分ける | 「鳥獣」とまとめて連絡先がわからずに行動が遅れる |
| 市の公式制度 | 鳥獣対策課で相談→猟友会連携での捕獲/電気柵・防護柵には補助金あり | 個人で勝手に捕獲しようとして鳥獣保護管理法違反になる |
| 業者選び | 防護柵設置・農地復旧は複数見積もり・作業範囲・書面契約を確認 | 1社見積もり・即決契約で高額請求・再発リスクを抱える |
読み終える頃には、どこに電話してどこから民間業者を入れるかを、感覚ではなく根拠で判断できる状態になっているはずです。
守谷タクミ(獣害対策アドバイザー)
- 住宅リフォーム業界で15年勤務
- 20社の害獣駆除業者を調査・比較
- 害獣被害の修繕現場で蓄積した実体験をもとに情報発信
※当サイトの情報は環境省「鳥獣の保護及び管理に関する法律」、厚生労働省「動物由来感染症」、公益社団法人 日本ペストコントロール協会等の公的機関・専門団体の情報を、コンテンツ制作ポリシー、ランキングに関する根拠をもとに解説しています。
秩父市のシカ・イノシシ被害はまずどこに相談する?鳥獣対策課と被害防止計画


秩父市でシカ・イノシシによる被害に気づいたら、最初に確認したいのは「どこで起きた被害か」と「緊急性があるか」です。
秩父市では、シカ・イノシシ・サル・ハクビシン・アライグマ等の野生鳥獣に関する相談は農林部 鳥獣対策課に一元化されています。
けが人が出た場合は119番、身の危険がある出没・差し迫った緊急時の通報は110番(秩父警察署)に連絡してください。
秩父市の公式窓口は鳥獣対策課に一元化
秩父市の野生鳥獣相談は、秩父市 鳥獣対策課が一元的に対応します。
所在地は〒368-8686 秩父市熊木町8番15号(歴史文化伝承館4階)、電話は0494-22-2496、FAXは0494-22-2603、受付時間は月〜金 8時30分〜17時15分(土日祝・年末年始除く)です。
市は従来どおり猟友会と委託契約を締結し、対象鳥獣ごとに捕獲方法を定めています。イノシシはくくりわな・捕獲檻・銃器、ニホンジカはくくりわな・銃器を用いて市街地を除く市全域で実施、アライグマは捕獲檻を用いて市全域で実施します(令和8〜10年度計画)。
迷ったときの進め方は3ステップ
農地での食害か、住宅敷地内・庭先での掘り起こしか、人身被害のおそれがあるかを切り分けます。
足跡の形、糞のサイズ、食害の様子から、シカ・イノシシ・サル・小動物のいずれかをある程度見極めると、相談時の話が早く進みます。
シカ・イノシシ等の野生鳥獣被害は、鳥獣対策課(0494-22-2496)に連絡します。
農地で電気柵・防護柵の設置を検討する場合は秩父市有害鳥獣防除対策補助金の対象になり得るため、設置前に補助の利用可能性と条件を必ず確認してください。
けがをした場合は119番・110番、人身被害のおそれがある緊急時は秩父警察署が窓口です。
防護柵・電気柵の購入は補助金の対象になり得る一方、実際の設置工事、農地の踏み荒らし整地、破損した柵の補修などの復旧作業は、市の捕獲制度とは別に、自己対応または民間業者への依頼が必要になる場合があります。
現地調査・写真記録・書面契約・クーリング・オフ等の説明の有無を5項目チェックリストで確認した上で契約してください。



秩父市は県内最大の市域面積を持ち、山地と農地・住宅地が連続する地形です。
「鳥獣対策課に相談+補助金の確認+制度外の作業は業者比較」の順で動くと迷いません。
秩父市で多いシカ・イノシシの特徴と被害サイン


秩父市で「畑が荒らされた」「庭先に動物の足跡」と感じたとき、まずシカとイノシシのどちらの仕業かを整理しておくと、相談窓口での話がスムーズに進みます。
令和6年度の秩父市公式統計では、ニホンジカ180a・3,993千円、イノシシ84a・1,709千円の農作物被害が報告されており、市の鳥獣被害防止計画(令和8〜10年度)では捕獲計画数をニホンジカ800頭/年・イノシシ200頭/年と設定しています(なお、被害面積・被害額には林業被害は含まれていません)。
体重は成獣で、雌が25〜80kg程度、雄が40〜130kg程度とされ、性別差・地域差があります。
食性は植物食で、農作物(稲・麦類・豆類・雑穀・果樹・飼料作物・野菜・いも類)、植林地のスギ・ヒノキの苗木や下層植生、樹皮はぎなど幅広い被害を引き起こします。
秩父市鳥獣被害防止計画(令和8〜10年度)では、年間を通じて人里や荒川河川沿いで頻繁な出没が確認されており、市内全域の森林でも植林地のスギ・ヒノキなどの苗木や下層植生の食害など被害が拡大していると報告されています。
道路上での自動車との接触事故も発生しており、荒川河川沿いでの農作物被害は数年前より懸念されてきたものの近年は現実的な問題となり、中心市街地での目撃情報も年々増加しているとされています。
ニホンジカは鳥獣保護管理法により、狩猟など法令上認められた場合を除き、無許可での捕獲が原則禁止されています。埼玉県の第3次第二種特定鳥獣管理計画の対象種でもあります。
体重は50〜150kg程度に達する大型獣で、突進・牙による人身被害のリスクがあります。
食性は雑食で、稲・豆類・飼料作物・野菜・いも類などの農作物被害を引き起こします(令和8〜10年度計画記載品目)。
秩父市では、畦畔の掘起し、果樹の根元の掘起し、庭先の植木の根元の掘起しといった間接的な被害も頻繁に発生していると報告されています。
市は国の豚熱(CSF)まん延防止のための捕獲強化方針と過去3年間の有害鳥獣捕獲実績の平均値を考慮して捕獲計画数を設定しています。
イノシシも鳥獣保護管理法および埼玉県第3次第二種特定鳥獣管理計画の対象動物であり、狩猟など法令上認められた場合を除き、無許可での捕獲は原則禁止されています。
シカとイノシシの被害には特徴的なサインがあり、判別のヒントになります。
シカは「樹皮はぎ・植林木の食害・植物の葉や芽の食害・農作物の食害」が中心です。ふんは黒っぽい俵状の小粒で、歩きながら排泄するためパラパラと散らばることがあります。
イノシシは「畦畔・庭・農地の掘り起こし・農作物の食害・植木の根元の掘起し」が代表的で、ぬた場(泥浴び場)の周辺には、泥浴び後に体をこすりつけた泥のついた木や壁が残ることがあります。
足跡はシカが「ひづめが細長い形」、イノシシが「ひづめが丸めで、泥地では副蹄の跡が残ることがある」などの特徴があり、写真や動画で記録しておくと相談窓口での話が早く進みます。
シカもイノシシも通常は人を避けますが、以下の状況では攻撃性が高まる可能性があります。
イノシシの出産期の個体やウリ坊(子イノシシ)を見かけた場合は、近くに親が潜んでいる可能性があり、近づくと突進してくる恐れがあります。
シカも繁殖期の雄や、追い詰められたとき、見通しの悪い場所での突然の接近では攻撃に転じやすいとされています。
道路上ではシカと自動車の接触事故も発生しており、夕方〜夜間の運転時は十分な注意が必要です。
遭遇時は刺激せず、近づかず、逃げられる場所を探し、背中を見せずに静かに素早く離れることが基本です。
動物を見極めると、取るべき行動が変わります。
秩父市の令和8〜10年度計画では、ニホンジカはICT技術を活用した捕獲檻および銃器、イノシシはくくりわな・捕獲檻・銃器を用いて、有害鳥獣捕獲許可に基づく捕獲を実施するとされています。
市民・農業者側の動きは誘引源の管理・電気柵の設置前の補助確認・遭遇時の正しい対応が中心で、「動物の名前と被害の場所」を最初に整理しておくと、最初の電話先で空振りしません。
害獣別の費用感や見方が気になる場合は、害獣駆除の料金相場は一律じゃない?害獣別・地域別の正しい見方もあわせて確認しておくと、目安と秩父市の実情がつながって見えてきます。
秩父市で市の制度だけでは足りない作業と費用相場


秩父市では、シカ・イノシシの捕獲は鳥獣被害防止計画に基づき猟友会と連携して実施されています。また、農業者向けに秩父市有害鳥獣防除対策補助金として、電気柵・防護柵の資材購入費の一部を支援する制度もあります。
一方で、実際の設置工事、被害後の踏み荒らし整地、破損した柵の補修などの復旧作業は、市の捕獲制度や補助制度とは別に、自己対応または民間業者への依頼が必要になる場合があります。人件費・飲食代・除草剤・電圧計測器などは補助対象外とされています。
これらの作業を民間業者に依頼する場合、費用は施工距離・地形・電源の有無・柵材の種類・支柱本数・被害範囲・継続管理の有無で大きく変わります。
以下の費用表は、民間業者へ見積もりを取る前の参考例です。秩父市や公的機関が示す標準料金ではなく、実際には複数社の見積書で作業内容と料金内訳を比較することが重要です。
| 作業内容 | 軽度の対応 | 標準〜重度の対応 |
|---|---|---|
| 電気柵設置 | 5〜15万円程度 (小規模家庭菜園・部分的) | 15〜50万円程度 (広い農地・本格設置・電源工事込み) |
| 防護柵(金網柵等)設置 | 3〜10万円程度 (庭・小規模区画) | 10〜30万円程度 (広範囲・基礎工事込み) |
| 追払い・忌避対策 | 2〜8万円程度 (音響装置・忌避剤散布) | 8〜20万円程度 (複合対策・継続管理) |
| 被害後の復旧作業 | 3〜10万円程度 (庭・農地の踏み荒らし整地・部分補修) | 10〜30万円程度 (広範囲の整地・破損柵や植栽の補修・継続管理) |
※上記は編集部調べの一般的な目安であり、秩父市や公的機関が示す標準料金ではありません。
実際の費用は施工距離・地形・電源の有無・柵材の種類・支柱本数・被害範囲・継続管理の有無によって大きく変わります。
農地で電気柵・防護柵の設置を検討する場合は、まず鳥獣対策課(0494-22-2496)に補助の利用可能性と条件を確認してください。
必ず複数社の見積書で、作業内容と料金内訳を比較してください。
秩父市の電気柵・防護柵補助制度を踏まえた実質負担の考え方
秩父市鳥獣被害防止計画(令和8〜10年度)では、各年度に電気柵2.0km・防護柵1.0kmの整備が計画されています。
市の補助制度では、農地に電気柵・防護柵を設置した農家等に対し、電気柵の機械本体と附属物は税抜き金額の2分の1・上限2万円、その他材料費は税抜き金額の2分の1・設置距離1mあたり500円・上限8万円(機械購入費がない場合の材料費上限は10万円)などの条件で資材購入費の一部を補助すると案内されています。
人件費・飲食代・除草剤・電圧計測器などは補助対象外で、設置前には鳥獣対策課または各総合支所地域振興課への事前相談が必須です。
「捕獲は市の鳥獣対策課と猟友会の連携体制/防護柵の資材購入は秩父市有害鳥獣防除対策補助金の対象になり得る/設置工事や復旧作業は民間業者または自身で対応」と役割分担を整理して進めるのが、費用面でも実務面でも安全です。
注意すべき価格帯
- 他社見積もりと比べて著しく高い金額
内訳が「一式」表記のみだと作業範囲の確認ができず、追加請求の温床になりやすい - 極端に安い広告・見積もり
柵の素材グレードや支柱の本数・電源工事が省かれて、効果が不十分になる可能性がある - 「今だけ・即決」と急がせる説明
訪問販売など特定商取引法の要件に当てはまる契約は、書面受領日から8日以内であればクーリング・オフできる場合がある
金額そのものを見るより、金額の中に何が入っているかを見るほうがぶれません。
見積もりが妥当かどうかの判断軸は害獣駆除の見積もり比較はどこを見る?失敗しない7つの鉄則に整理しているので、合わせて見ると一覧表と見積書がつながって見えてきます。



秩父市は、令和8〜10年度計画でニホンジカ800頭/年、イノシシ200頭/年の捕獲計画数を設定している自治体です。
市民・農業者側は「鳥獣対策課で補助の確認+設置・復旧作業は民間業者を比較」の役割分担が王道です。
失敗しない業者選び|5つのチェックポイント


秩父市で防護柵設置・修繕業者に安心して依頼できるかどうかは、契約前の確認でかなり絞り込めます。
5つのチェックポイントを判断材料の一つとして使ってください。
- 複数社の見積もりで作業範囲・料金を比較するか
国民生活センターでも複数業者の見積もり比較が推奨されており、料金差と工程の妥当性を判断するうえで欠かせない - 現地調査の結果を、写真や図面などで説明してくれるか
赤外線サーモグラフィ・ファイバースコープ・トラップカメラなどの機器を使う業者もあるが、必須要件ではない。写真・図面で被害状況と侵入経路・防護柵の配置案が説明されるかが判断材料 - 書面契約とクーリング・オフ等に関する説明があるか
訪問販売による契約の場合は、契約書面(または申込書面)を受け取った日から起算して8日以内のクーリング・オフが法律で保護される場合がある - 契約書の事業者名・所在地・電話番号・請求名義・振込先名義に不自然なずれがないか
個人事業主の場合は法人登記がないこともあるため、契約主体・連絡先・請求先の整合性確認が実務的 - 支払時期が明確で、完了確認前の全額前払いを強く求められないか
全額前払い=必ず悪質とは限らないが、完了確認後の支払いに応じてもらえる業者の方が安心しやすい
これら5項目は「何項目を満たせば絶対安心」という基準ではなく、業者を比較するための判断材料の一つです。
多くを満たしていても即決せず、見積書・契約書・作業内容・保証範囲を確認し、説明が薄い、内訳が一式だけ、即決を迫る、会社情報や請求名義が不明確といった場合は、別の業者にも見積もりを取って比較するのが安全です。
電気柵設置や農地の防護柵工事を伴う場合は、施工内容・請負金額・電源工事の有無に応じて、必要な資格・許可、関連資格、損害保険の有無も確認しておくと、トラブル時の責任所在を明確にしやすくなります。
金額だけ高くて説明が薄い場合は別の話。
その場合は害獣駆除は悪徳業者だらけ?20社調査でわかった真実と見分け方で整理している危険サインに照らし合わせて、もう一段厳しく見たほうが安全です。
クーリング・オフは、訪問販売による契約の場合、契約書面(または申込書面)を受け取った日から起算して8日以内であれば、書面または電磁的記録(メール等)で通知できる場合があります。
すべての契約で必ず対象になるわけではないため、契約前に書面で説明を受けるのが安全です。
秩父市の地域特性|山間部・荒川河川沿い・人里境界で警戒ポイントは変わる


秩父市は埼玉県北西部に位置し、周囲に武甲山・両神山・三峰山などの山岳丘陵を望む盆地を形成し、市内には荒川の上流域が流れる地形です。
市内では、シカ・イノシシによる農作物被害や植林木への食害、住宅地への出没が公式計画で報告されています。
以下は市が公表する地区別被害件数ランキングではありません。地形、山林・農地・住宅地の接し方、公式計画に記載された被害傾向をもとにした編集上の警戒目安です。実際の出没状況は年度や季節、餌資源、周辺環境によって変わります。
- 山林に近い住宅地や農地の境界部
武甲山・両神山・三峰山など秩父市を囲む山々に近い場所では、山林・農地・住宅地の境界でシカ・イノシシへの警戒が必要。農地の掘り起こし、植林木の食害、住宅地への出没に注意したい地域 - 荒川河川沿いのエリア
秩父市鳥獣被害防止計画では、ニホンジカの生息域が山奥から荒川河川沿いへ変わり始めているとされている。河川沿いの農地や住宅地では、夕方〜夜間のシカ出没や、道路上の自動車との接触事故にも注意したい地域 - 農業利用が多いエリア
稲・果樹・野菜・いも類などの栽培が行われる農地では、シカ・イノシシ・サルなど複数の鳥獣による被害が報告されている。電気柵・防護柵の設置と、秩父市有害鳥獣防除対策補助金の利用を検討したい地域 - 植林地(スギ・ヒノキ人工林)
市内全域の森林でも植林地のスギやヒノキの苗木や下層植生への食害、樹皮はぎなどの被害が拡大していると公式に報告されている。林業関係者は鳥獣対策課への相談を検討したいエリア - 市街地・住宅密集地
秩父市鳥獣被害防止計画では、ニホンジカ・イノシシの捕獲対象地域は「市街地を除く市全域」とされている。市街地や住宅密集地で出没が増えている場合は、まず鳥獣対策課や緊急時の警察通報など状況に応じた公的窓口に相談し、誘引源の管理や侵入経路の点検を中心に対応したい地域
地域差は「物価」というより、山地との距離・農地の有無・河川沿いか否か・市街地との距離の違いとして見ておくと納得しやすいです。
同じ秩父市でも、立地と土地利用で対処の優先順位が変わってきます。



秩父市は山地と農地・住宅地が連続する地形です。
市の捕獲が「市街地を除く市全域」で行われる点をふまえ、自宅周辺の警戒ポイントを早めに整理しておくと安心です。
自分でできるシカ・イノシシの予防・遭遇時対応


市の制度や業者依頼の前後で、自分でできる予防策と遭遇時の対応を押さえておくと、被害拡大と人身事故を防ぎやすくなります。
基本は「誘引源を断つ」「侵入させない」「無許可で捕獲しない」「遭遇時は刺激しない」の4つです。
- 放任果樹・野菜・生ごみを撤去する
イノシシは雑食で、シカは主に植物を食べる。収穫されない果実・野菜、落果、野菜くず、生ごみなどは野生鳥獣を呼び寄せる誘引源になり得るため、こまめに片付ける。秩父市鳥獣被害防止計画でも「放任果樹の管理及び除去」が施策に明記されている - 電気柵・防護柵を設置する
農地・家庭菜園では電気柵・防護柵が代表的な対策。秩父市は低コスト電気柵などを活用した被害防除の取組を進めており、農地で設置を検討する場合は秩父市有害鳥獣防除対策補助金の対象になり得る。設置前に鳥獣対策課(0494-22-2496)で補助の利用可能性と条件を確認するのが安心 - 緩衝帯を設置する(草刈り・見通しの確保)
市計画でも「緩衝帯等の設置」が施策に明記されている。敷地周りの雑草・低木を整理し、見通しを確保することで、シカ・イノシシが隠れにくい環境を作る - 追払い活動を地域で行う
市計画では「地域住民が主体となった追払い活動」「獣害に強い地域づくり」が施策の柱になっている。個人だけでなく、集落・農地単位での連携が被害減少に効果的 - 道路運転時はシカとの接触事故に注意
市計画ではニホンジカと自動車の接触事故が報告されている。荒川河川沿いや山間部の道路では、夕方〜夜間にハイビーム活用・速度抑制で警戒したい - 遭遇時は刺激せず・近づかず・背中を見せずに静かに離れる
シカ・イノシシともに突進や蹴り、牙・角による人身被害のリスクがある。目を離さず、近付かず、逃げられる場所(高い場所・物陰)を確認し、背中を見せずに静かに素早く離れることが基本。怪我をした場合は119番、身の危険がある出没など差し迫った緊急時は110番に通報。緊急性がない相談は鳥獣対策課や警察署など状況に応じた窓口に確認
侵入口を塞ぐ作業や防護柵の具体的な進め方は害獣の侵入口を塞ぐ方法【完全ガイド】に整理しています。
大規模な電気柵設置や農地全体の防護柵工事は無理せず、専門業者の見積もりを取るのが現実的です。
シカもイノシシも鳥獣保護管理法および埼玉県第3次第二種特定鳥獣管理計画の対象動物です。
個人による無許可捕獲は原則禁止のため、自分でできるのは誘引源を片付ける・電気柵や防護柵を設置する・緩衝帯を整える・遭遇時は刺激せず離れるといった予防的な対策が中心です。
農地で被害が増えている、住宅地に長時間留まっているなどの場合は、秩父市の鳥獣対策課や、緊急時は警察に相談し、捕獲は市の鳥獣被害防止計画や許可のある対応に任せるのが安全です。
【FAQ】秩父市のシカ・イノシシ被害でよくある質問


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まとめ:動物の種類と被害の場所で動く先を変えるのが秩父市の王道


秩父市のシカ・イノシシ被害について、公式窓口・鳥獣被害防止計画・費用相場・業者選びの観点から整理してきました。
最後に、重要なポイントだけ短く振り返ります。
- 秩父市は埼玉県北西部、周囲に武甲山・両神山・三峰山等の山岳丘陵を望む盆地を形成し、市内には荒川の上流域が流れる地形でシカ・イノシシ被害が多い
- シカ・イノシシ・サル・アライグマ等の野生鳥獣相談は農林部 鳥獣対策課(0494-22-2496)に一元化、所在地は歴史文化伝承館4階
- けが人が出た場合は119番、身の危険がある出没・差し迫った緊急時の通報は110番(秩父警察署)に連絡
- 市は秩父市鳥獣被害防止計画(令和8〜10年度)に基づき、従来どおり猟友会と委託契約を締結/ニホンジカはICT技術を活用した捕獲檻・銃器、イノシシはくくりわな・捕獲檻・銃器を用いて市街地除く市全域で実施、アライグマは捕獲檻で市全域で実施(令和6年度被害:シカ180a・3,993千円、イノシシ84a・1,709千円/捕獲計画:シカ800頭・イノシシ200頭/年・林業被害は含まれない)
- 農業者・市民向けに秩父市有害鳥獣防除対策補助金で電気柵2.0km/年・防護柵1.0km/年の整備を計画、「埼玉型電落くん2号」など低コスト電気柵の普及も推進
- 個人での捕獲は鳥獣保護管理法および埼玉県第二種特定鳥獣管理計画により禁止。捕獲を希望する場合は鳥獣対策課で鳥獣捕獲許可申請が必要
- 遭遇時は刺激せず・近づかず・背中を見せずに静かに離れる。道路上ではシカと自動車の接触事故にも注意
秩父市の大きな特徴は「鳥獣被害防止計画に基づき、市・猟友会が連携してシカ800頭・イノシシ200頭/年の捕獲を実施しつつ、農業者向けに電気柵・防護柵の購入支援も用意されている」点です。
市民・農業者側で動くのは「誘引源の管理」「鳥獣対策課への補助確認と電気柵・防護柵の設置検討」「遭遇時の正しい対応」が中心で、捕獲そのものは市の制度に任せ、制度外の復旧作業は必要に応じて民間業者を比較するのが安全です。
動物の種類と被害の場所を見極めずに動くと最初の電話先で空振りしやすいため、「動物の名前×被害の場所」を最初に押さえるのが、秩父市での一番ぶれにくい進め方になります。
最後にひとこと添えさせてください。
私はリフォーム業界に15年携わり、害獣駆除20社の見積書と現場対応を実際に取材・比較してきました。
秩父市のように市・猟友会が連携して大型獣2種(シカ・イノシシ)の捕獲を年間1,000頭規模で実施し、農業者向けに電気柵・防護柵の補助金も用意されている自治体では、動物の種類と被害の場所を見極める一手間が、最初の電話先を間違えない最大のコツになります。
制度を知らずに動くと空振りで時間を失うパターンが一番もったいないので、このページの情報で迷わず一歩目を踏み出していただければ嬉しく思います。

