アライグマの駆除方法|自分でできる対策と業者の費用相場10〜35万円

アライグマの駆除方法
タクミ

「庭の農作物が荒らされる」
「屋根裏でドタドタと足音がする」など、アライグマ被害でお困りではありませんか。

この記事では、害獣駆除を「法令の理解」「自分でできる対策」「業者・自治体活用」の3軸で解説します。

アライグマ駆除で後悔する最大の原因は、特定外来生物法で個人捕獲が禁止されている事実を知らず、自力で捕獲して違反扱いになることです。

結論を先に伝えると、アライグマは特定外来生物法で個人捕獲・飼育が禁止です。

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観点押さえるべき対策やってはいけないこと
法令の理解特定外来生物法で個人捕獲・飼育禁止と把握自力で捕獲・飼育を試みる
自分でできる対策追い出し・侵入口封鎖・残飯管理を徹底殺傷を伴う駆除を試みる
業者・自治体10〜35万円で3社比較+自治体防除制度活用1社見積もりで即決契約
アライグマ駆除|3軸の早見表

表では3軸の要点だけを整理しましたが、判断を誤ると違法捕獲や数十万円の追加請求につながる典型ケースなども本文で詳しく解説します。

読み終えたあとには、法律を守りながら、自分でできる対策と業者・自治体の使い分けを判断できる状態になり、迷いを残さず判断できるはずです。

この記事の執筆者

守谷タクミ(獣害対策アドバイザー)

  • 住宅リフォーム業界で15年勤務
  • 20社の害獣駆除業者を調査・比較
  • 害獣被害の修繕現場で蓄積した実体験をもとに情報発信

※当サイトの情報は環境省「鳥獣の保護及び管理に関する法律」厚生労働省「動物由来感染症」公益社団法人 日本ペストコントロール協会等の公的機関・専門団体の情報を、コンテンツ制作ポリシーランキングに関する根拠をもとに解説しています。


目次

アライグマ駆除の前に|法律の基礎

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アライグマの駆除を考えるとき、最初に知っておかなければならないのが法律の制約です。

ここだけは絶対に押さえてください。

特定外来生物法による規制

アライグマは「特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律(外来生物法)」で特定外来生物に指定されています。

これにより以下の行為がすべて禁止されているのが現状です。

  • 飼育・保管
    捕獲しても飼うことは不可
  • 運搬
    生きたまま別の場所へ移動させることも不可
  • 放出
    捕獲後に別の場所へ放すことも禁止
  • 輸入
    海外からの持ち込みは当然禁止

鳥獣保護管理法による捕獲制限

アライグマは鳥獣保護管理法の対象でもあり、捕獲するには都道府県知事の許可が不可欠です。

無許可で罠を仕掛けて捕獲すると、1年以下の懲役または100万円以下の罰金が科されるおそれがあります。

「自分で捕まえれば費用がかからない」という考えは、法律違反のリスクを伴う危険な判断に他なりません。

個人でできること・できないことの一覧

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区分内容合法性
追い出し忌避剤・燻煙剤・光・音で追い出す○ 合法
侵入口封鎖金網・パンチングメタルで塞ぐ○ 合法
予防策餌となる生ゴミ・農作物の管理○ 合法
捕獲(罠)箱罠を仕掛けて捕獲する× 無許可は違法
殺傷毒餌・棒などで殺傷する× 違法
飼育捕獲したアライグマを飼う× 違法

アライグマの見分け方|他害獣との違い

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駆除方法を選ぶ前に、被害を起こしているのが本当にアライグマかどうかの確認が重要です。

見分けのポイントをお伝えしましょう。

外見の特徴比較

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特徴アライグマハクビシンタヌキ
体長40〜60cm50〜70cm50〜60cm
黒い輪模様(しま)長く細い(模様なし)短く太い
黒いマスク模様鼻すじに白い線目の周りが黒い
足跡5本指(人の手に似る)丸い肉球犬に似た足跡
性格攻撃的臆病おとなしい

被害パターンの違い

アライグマの被害パターン

農作物(特にトウモロコシ・スイカ)を器用に皮を剥いて食べるのが最大の特徴です。

ゴミ箱のフタを開ける知能を持ち、ハクビシンより攻撃的でペットや家畜を襲うこともあるため注意が欠かせません。

ハクビシンの被害パターン

果物を好み、屋根裏に「ため糞」をする習性が顕著。

鼻すじの白いラインと長い尾が見分けのポイントとなるでしょう。

タヌキの被害パターン

庭を掘り返す、「ため糞」の場所が一定箇所に決まっているのが特徴。

アライグマほど攻撃的ではなく、おとなしい性格のため直接的な被害は比較的小さめです。


自分でできる対策|5ステップ

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法律に触れない範囲で自分で行えるアライグマ対策を、5つのステップで解説します。

順番通りに進めることが成功のカギです。

STEP
侵入経路の特定

屋根裏・床下・軒下を点検し、アライグマの侵入口を特定しましょう。

アライグマは直径10cm程度の穴があれば侵入可能です。

軒天の破損、換気口の隙間、屋根と壁の接合部を重点的にチェックしてください。

STEP
忌避剤・燻煙剤で追い出し

アライグマがまだ居る状態で侵入口を塞ぐと、中で暴れて建物を傷つけるおそれがあります。

まずは木酢液・ハッカ油の散布、害獣用燻煙剤、LEDストロボライト、超音波撃退器などで追い出しを行ってください。

STEP
侵入口の封鎖

追い出しを確認したら、すべての侵入口を物理的に封鎖します。

ステンレス金網(16メッシュ以上)やパンチングメタルが効果的。

アライグマは力が非常に強いため、木板や薄い金網では突破されるおそれがある点に注意してください。

STEP
餌場の排除

アライグマを寄せ付けないために、餌となるものを徹底排除しましょう。

  • 生ゴミは密閉容器で管理(フタ付きポリバケツにロックを付ける)
  • 庭の果物・野菜は早めに収穫
  • ペットのエサを屋外に放置しない
  • コンポストにフタをする
STEP
経過観察と再発チェック

対策後2週間は毎日、侵入口の封鎖状態と屋根裏の物音を確認してください。

改善が見られなければ、自力での対処は限界と判断し、業者または自治体へ相談するタイミングです。


アライグマ駆除業者の費用相場と作業内容

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自力対策で解決しない場合は、専門業者への依頼が確実な選択肢。

20社を調査して得た費用相場をお伝えします。

結論から言うと、アライグマ駆除の費用相場は10〜35万円が一般的です。

被害の規模や建物構造によって大きく変動するため、作業内容ごとの内訳を把握しておくことが大切でしょう。

作業内容別の費用目安

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作業内容費用相場内容
現地調査・見積もり無料〜1万円被害状況の確認・侵入口特定
追い出し3〜8万円忌避剤・燻煙剤による追い出し
捕獲(箱罠)5〜15万円捕獲許可申請・箱罠設置・回収
侵入口封鎖3〜12万円金網・パンチングメタルで封鎖
清掃・消毒3〜10万円糞尿除去・除菌・消臭
合計相場10〜35万円被害規模により変動

費用が変動する4つの要因

  • 被害の範囲
    屋根裏の一部か全体か
  • 侵入口の数と封鎖の難易度
    高所作業が必要な場合は追加費用がかかりやすい
  • 糞尿汚染の程度
    断熱材交換が必要な重度ケースでは費用が跳ね上がる
  • 建物の構造
    木造か鉄骨か、2階建てか3階建てかで作業難易度が変わる

信頼できるアライグマ駆除業者の選び方

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業者選びで失敗しないために、ここだけは絶対に押さえてほしいポイントが5つあります。

5つのチェックポイント

  1. 捕獲許可・資格を保有しているか
    鳥獣捕獲許可、ペストコントロール協会会員など信頼性の裏付けを確認
  2. 現地調査と見積もりが無料か
    電話だけで金額確定する業者は避けるのが無難
  3. 料金の内訳が明確か
    「一式○万円」ではなく作業ごとの明細を提示してくれるか
  4. 再発保証があるか
    1〜5年の書面保証を契約前に確認
  5. 自社施工か下請けか
    自社施工なら中間マージンがなく品質も安定

相見積もりが鉄則|3社以上の比較を

私が20社取材した経験から断言すると、最低3社から見積もりを取ることが業者選びの鉄則です。

同じ被害状況でも業者によって5〜15万円の差が出ることは珍しくありません。

焦って1社目に即決するのは、最もやってはいけない判断といえるでしょう。


自治体の防除制度|捕獲器貸出・届出

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アライグマは特定外来生物のため、多くの自治体が独自の防除事業を実施しています。

費用をかけずに駆除できる貴重な制度なので、ぜひ活用を検討してみてください。

主な自治体支援制度

  • 捕獲器(箱罠)の無料貸出
  • 捕獲後のアライグマ回収・処分
  • 防除実施計画に基づく住民参加型の捕獲制度
  • 電気柵設置の補助金(農業従事者向け)

捕獲器貸出を利用する流れ

STEP
市区町村の環境課・農政課に相談

まずはお住まいの市区町村に電話で問い合わせてください。

「アライグマの被害が出ている」と伝えれば、担当部署につないでもらえます。

STEP
被害状況の報告・申請書の提出

被害の内容と場所を報告し、捕獲器貸出の申請書を提出します。

写真があるとスムーズに進むでしょう。

STEP
捕獲器の貸出を受ける

箱罠を受け取り、自治体の指示に従って自宅敷地内に設置してください。

設置場所や餌の種類についてアドバイスをもらえるケースも多い印象です。

STEP
捕獲したら自治体に連絡

アライグマが罠にかかったら、すみやかに自治体に連絡します。

職員が回収・処分を行ってくれるため、ご自身で処分する必要はありません。

自治体によって制度の内容や対応スピードは異なるため、まずは電話で問い合わせてみるのが最も確実な一歩です。

費用をかけずにアライグマを駆除できる貴重な制度を、ぜひ活用してみてください。


アライグマの駆除方法に関するよくある質問

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アライグマの駆除方法について、よく寄せられる質問をまとめました。

法律面や費用面のポイントを改めて整理しておきましょう。

アライグマを自分で捕まえてもいいですか?

原則として違法です。

アライグマは鳥獣保護管理法の対象であり、捕獲には都道府県知事の許可が不可欠。

自治体の捕獲器貸出制度を利用するか、許可を持つ専門業者に依頼してください。

アライグマの駆除費用はいくらですか?

被害規模により10〜35万円が相場です。

軽度な追い出しと封鎖のみなら10〜15万円、捕獲や清掃消毒まで含めると25〜35万円が目安となります。

アライグマとハクビシンの被害の違いは?

アライグマはトウモロコシやスイカを器用に皮を剥いて食べるのが最大の特徴。

ハクビシンは果物を好み、屋根裏の「ため糞」が顕著です。

足跡が人の手に似ている(5本指がはっきり見える)ならアライグマの可能性が高いでしょう。

忌避剤だけでアライグマを追い払えますか?

一時的な効果はあるものの、忌避剤だけでは根本解決にはなりません。

追い出した後に侵入口を完全封鎖しないと、忌避剤の効果が薄れた頃に戻ってくるのが通常のパターン。

必ず「追い出し+封鎖」のセットで対処してください。

アライグマ被害に火災保険は使えますか?

火災保険の「建物損害特約」で天井・断熱材被害が補償対象になるケースもあります。

ただし駆除費用そのものは対象外の場合が多いため、加入中の保険会社に被害状況を伝えて確認してみてください。

保険申請をサポートしてくれる業者も少なくありません。


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まとめ:法律を守って正しい方法で解決

まとめ:法律を守って正しい方法で解決を解説するイラスト。アライグマの駆除方法|自分でできる対策と業者の費用相場10〜35万円の本文に対応した内容で、害獣駆除のポイントを視覚的にわかりやすく示しています。
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アライグマ被害は正しい方法で対処すれば必ず解決できるものです。

記事のポイントを振り返りましょう。

気になるセクションをもう一度読み返したい方は、以下のリンクから該当箇所にジャンプできます。

アライグマは特定外来生物であり、個人での捕獲・飼育は法律で禁じられています。

自分でできるのは追い出しと侵入口封鎖までであり、捕獲が必要な場合は専門業者か自治体の防除制度を活用するのが正解でしょう。

本記事のポイントを改めて整理します。

  • アライグマの捕獲は許可制。無許可の捕獲は罰則あり
  • 自分でできるのは「追い出し→侵入口封鎖→餌場排除→経過観察」の4段階
  • 業者の費用相場は10〜35万円。最低3社の相見積もりが鉄則
  • 自治体の捕獲器貸出制度を活用すれば費用を大幅に抑えられる
  • 忌避剤だけでは不十分。侵入口の完全封鎖が再発防止のカギ

私がリフォーム現場で15年間見てきた限り、アライグマ被害は正しい方法で対処すれば必ず解決できるものです。

まずは自治体への相談か、複数の業者から無料見積もりを取るところから始めてみてください。

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