タクミ天井裏に黒い粒、家族の体は大丈夫かな…。
この記事では、コウモリのフンの健康被害と、体を守る片付け方を解説します。
乾いたまま放っておくと、フンはほこりになって、空気中に舞い上がりやすくなります。
今日やることは、乾く前に湿らせて、そっと集めて、袋に閉じて手を洗う、それだけです。
家の状態を見てもらってから決められる業者。ペスコンproは関東1都6県が対応エリアで、現地調査と見積りに費用がかかりません。
天井裏に積もったフンは、ほこりを立てずに片付けるのが難しい場所です。
関東1都6県で、天井裏にフンが積もっている、まだ住み着いている場合は、まず家の中を見てもらいませんか。
\ 現地調査・お見積りは無料 /
ベランダに数粒落ちていただけの人は、このあとの5つの約束で自分で片付けられます。
守谷タクミ(害獣駆除エリアナビ編集者)
- 害獣被害の相談先と対策を、公的機関・専門団体の情報をもとに整理
- 業者の対応エリアや受付は、各社の公式サイトで確認して掲載
※当サイトの情報は環境省「野生鳥獣の保護及び管理」(鳥獣の保護及び管理並びに狩猟の適正化に関する法律)、厚生労働省「動物由来感染症」、公益社団法人 日本ペストコントロール協会等の公的機関・専門団体の情報を、コンテンツ制作ポリシー、ランキングに関する根拠をもとに解説しています。
誰に何を相談すればいい?
4つの質問で、相談先と準備を整理します。地域別の記事は関東中心です。
近づいたり追い回したりせず、人やペットとの距離を取り、安全な場所から相談してください。
動物の種類・原因・費用を確定する診断ではありません。回答やチェック内容はこのページ内でのみ使用し、送信・保存しません。
案内について
地域の記事は、確認できた掲載記事への案内です。すべての市区町村や動物を網羅するものではありません。制度や対象条件は、掲載記事と自治体の最新案内で確認してください。
動物への接し方は長岡京市の野生動物への注意案内などを参考にしています。各自治体の制度を他地域に適用するものではありません。
記事一覧の確認日:2026年10月3日
コウモリのフンの健康被害を避ける、片付けの約束は5つ


コウモリのフン掃除に特化した公的な手順書は見当たりません。
厚生労働省や検疫所、自治体の案内に共通するのは、ほこりを吸わない、素手で触らない、の2点です。
コウモリは、家に出る害獣の種類と被害の1つで、屋根裏や軒下のすき間をすみかにする動物です。
1つ目 フンは乾く前に、早めに片付ける
フンを見つけたら、乾いて粉っぽくなる前に片付けるのが1つ目の約束です。
厚生労働省の動物由来感染症(動物から人にうつる病気)のページにある、糞尿(フンとおしっこ)についての一文がこちら。
糞尿が乾燥すると、その中の病原体が空気中を漂い、吸い込みやすくなります。糞尿に直接ふれたり病原体を吸い込んだりしないよう気をつけ、早く処理しましょう。
同じ省の「動物由来感染症ハンドブック2026」も、早くこまめに処理するよう呼びかけています。
見つけた日のうちに、量が少ないうちに片付ける、と覚えておけば迷いません。
一度に全部やろうとしなくて大丈夫です。手の届く場所の数粒から片付け、天井裏のように量が多い所は無理せず業者への目安で分けましょう。
2つ目 水で湿らせてから、そっと集める
2つ目は、フンを水で軽く湿らせてから集めることです。
根拠は、厚生労働省検疫所(FORTH)の海外渡航者向けの案内で、コウモリのフンに多いとされるカビの病気のページ。
流行地で土ほこりにさらされる活動をする場合には、顔にフィットした防塵マスクを着用してください。土を一旦濡らすこともよいと言われています。
これは海外の流行地域(その病気が多く出ている地域)で活動する人向けの案内で、家の掃除の手順ではありません。
ただ、乾くと病原体が空気中を漂うという厚生労働省の説明と合わせると、ほこりを立てない考え方は同じです。
- 霧吹きで、フンの上から水を軽くかける
- しばらく置いて、表面がしっとりしたのを確かめる
- 使い捨てのペーパーで包むようにして、そっと集める
水を勢いよくかけると、かえってフンが飛び散るおそれも。
霧吹きくらいのやさしい当て方にとどめておくのがコツです。
3つ目 掃除機やほうきで、ほこりを舞い上げない
3つ目は、掃除機や乾いたほうきでフンを集めないことです。
検疫所の案内では、カビの病気は「ほこりが巻き上げられ、それを肺に吸い込むことによってうつります」とされています。
掃除機は吸い込んだ空気を外へ吐き出すので機種によってはほこりが舞うことがあり、乾いたほうきも掃くたびにほこりを立てがちです。
| 道具 | 気をつけたいこと |
| 掃除機 | 排気でほこりが舞うことがある |
|---|---|
| 乾いたほうき | 掃くたびにほこりが立ちやすい |
| 霧吹きとペーパー | 湿らせてから包むので舞い上がりにくい |
公的な案内に「掃除機」という語は出てきませんが、吸い込まないための道具選びとして、湿らせて包むやり方を選びましょう。
片付ける間は、窓を開けておく。公的な決まりではなく、やっておきたい工夫です。扇風機で風を当てるとフンのかけらが飛ぶおそれがあるので、風は直接当てずに、空気の通り道だけ作っておきます。
4つ目 素手で触らず、手袋とマスクを着ける
4つ目は、素手で触らないことです。
つくばみらい市は、野生のコウモリについてこう案内しています。
野生のコウモリには、寄生虫や感染症の原因となる菌やウイルスが付着している恐れがあるため、素手で触らないようにしましょう。
神奈川県のよくある質問も、迷い込んだコウモリについて「感染症の恐れがあるため素手では触らないでください」という回答。
フンを片付けるときに着けておきたいのは、次の3つです。
- 使い捨てのゴム手袋
- 顔に合ったマスク(ほこりを通しにくいもの)
- 汚れてもよい長袖の服
検疫所の案内にある防塵マスク(ほこりを通しにくいマスク)は流行地での活動向けで、家の掃除用の規格は決まっていません。
顔とマスクのすき間を小さくすることを意識し、ほこり用のマスクを用意できる人はそちらを使いましょう。
用意できないときは、顔にすき間なく合うものを選びます。
5つ目 フンは袋に密閉し、終わったら手を洗う
5つ目は、集めたフンを袋に入れて口をしっかり縛り、作業が終わったら手を洗うことです。
使ったペーパーや手袋も同じ袋にまとめて、家の中にほこりを持ち込まないようにしましょう。
捨て方は住んでいる市町村のごみの出し方に合わせ、袋は二重にしておくと破れる心配が減ります(公的な決まりではなく、やっておきたい工夫です)。
消毒は、製品の表示どおりに。塩素系漂白剤(ハイターなど、塩素の入った漂白剤)やアルコールを使うときは、薄め方や使える素材をラベルで確かめましょう。木や布は色が抜けることもあります。
国民生活センターが調べたのは浴室用などの住宅用塩素系洗浄剤で、酸性の洗浄剤などと一緒に使うと有害な塩素ガスが出るため、単独で使うようにとの呼びかけです。
漂白剤も塩素を含む製品なので、ラベルの「まぜるな危険」の表示を確かめて、ほかの洗剤とは混ぜずに使いましょう。
同じ発表には、エタノールと混ぜても塩素ガスが出たという調査結果があり、アルコールと塩素系も混ぜないでください。
最後は、石けんと流水で手洗い。手袋を外してから洗います。厚生労働省のハンドブックも動物に触ったら流水で手洗い等をするよう呼びかけていて、フンの片付けのあとも同じ考え方です。
天井裏に積もっているときは、無理せず業者へ
5つの約束で片付けられるのは、手の届く所にある少しのフンまでです。
京都市衛生環境研究所によると、アブラコウモリが家に入ると「天井裏に糞尿が堆積し,臭いや汚損の原因となることがあります」。
堆積(積もること)したフンは量が多く、狭い天井裏でほこりを立てずに集めるのは難しい作業です。
| 場所と量 | 目安 |
| ベランダや玄関に数粒 | 5つの約束で自分で片付ける |
|---|---|
| 軒下の外側に少し | 手が届けば自分で、高い所は業者に |
| 天井裏に積もっている | 業者に任せる |
| まだ住み着いている | 業者に任せる(フンが続くため) |
断熱材までフンやにおいが染みている場合の話は、害獣による天井裏の断熱材被害にまとめています。
業者に頼むときに比べたいのは、次の3つです。
- 住まいが、その会社の対応エリアに入っているか
- 現地調査と見積りに費用がかかるか、断ってもよいか
- 作業する人の資格と、保証がどこまでつくか
ペスコンproは、関東1都6県でコウモリ被害の相談を受け付けています。
フンの清掃や消毒まで頼めるかは、見積りのときに確かめる。作業の範囲は業者ごとにさまざま。ペスコンproも対応エリアは関東1都6県で受付は9〜18時(年中無休)、保証は最長10年でも対象は施工箇所の破損に限られます。
防除作業監督者や狩猟免状を持つスタッフが在籍している点は、ペスコンProの評判でも取り上げた強みです。
迷ったら、現地調査と見積りに費用がかからないペスコンpro。
関東の1都6県以外に住む人や、ほかの会社とも比べたい人は、対応エリアや保証を下の表で並べて見られます。
広告・PR|この表にはアフィリエイトリンクが含まれます。
害獣駆除エリアナビ | 気になる項目から3社を比較
横にスクロールして比較できます → 業者名は左側に固定されます。
| 相談先 | 比較のポイント | 公式サイト |
|---|---|---|
| PESCON proペスコンpro関東1都6県で地域密着 | 口コミと担当者を見て決めたい人に Googleマップの口コミは4.9(172件)。スタッフ13名の紹介を公式に載せ、「相見積もり歓迎!相談だけでもOK!」と案内しています。 Googleマップは2026年10月15日に確認 | 公式サイトで 詳細を確認 ↗対応地域・費用・条件を確認 別タブで開きます |
| GAIJU PRO GUARD害獣プロガード24時間受付で相談したい方へ | 夜中でも、まず電話で相談したい人に 24時間365日受付で、時間帯による追加料金はなしと案内。支払いは作業完了後で、見積もり後に追加料金は請求しないとしています(現場の状況による注記つき)。 対応:東京・神奈川・埼玉・千葉 | 公式サイトで 詳細を確認 ↗対応地域・費用・条件を確認 別タブで開きます |
| GAIJU PROTEC害獣プロテック口コミの数で選びたい方へ | 口コミの数を見て決めたい人に 関東本社のGoogleマップの口コミは1,097件(評価4.7)。相談・調査・見積り・出張費が0円と案内し、24時間365日受け付けています。 Googleマップは2026年10月15日に確認 | 公式サイトで 詳細を確認 ↗対応地域・費用・条件を確認 別タブで開きます |
同じ条件で複数社の見積もりを比べると、違いがわかりやすくなります。



「どこに頼めばいいか分からない」なら、利用者の声で選ぶのも1つの方法です。
害獣駆除は、業者によって作業の範囲や料金が変わりやすいサービス。
ペスコンproは、見積もりサイトのミツモアで★5.0(口コミ29件)。
連絡の早さや、説明のていねいさを挙げる声が寄せられています。
現地調査と見積りに費用はかかりません。
(ミツモアの評価は2026年10月4日時点)
▶ 口コミ評価の高いペスコンproを見てみる
表の並びは掲載順で、順位ではありません。
コウモリのフンの健康被害は、日本でどのくらい心配?


国立健康危機管理研究機構(JIHS)などの公的資料では、日本のヒストプラスマ症は海外でうつった輸入例と考えられています。
それでも、フンのほこりを吸い込まない、素手で触らない、の2つは守りましょう。
心配されるのは、ヒストプラスマ症というカビの病気
コウモリのフンでよく名前が挙がるのは、ヒストプラスマ症という病気です。
ヒストプラズマとも書かれますが、JIHSや検疫所の表記は「ヒストプラスマ症」なので、この記事でもその表記にそろえました。
JIHSの解説によると、ヒストプラスマ属の真菌(カビのなかま)が原因の感染症で、うつり方はこう書かれています。
主な感染経路は病原体を含む土壌やコウモリ・鳥の糞を吸入することによる経気道感染である。
経気道感染は、息と一緒に吸い込んでうつること。
つまり、フンに触れるより、乾いたフンのほこりを吸い込むことのほうが、この病気では気にされています。
日本の例は、海外でうつった輸入例と考えられている
JIHSによると、ヒストプラスマ症の流行地域は熱帯から亜熱帯が中心で、とくに米国ミシシッピ川流域に報告が多いとのこと。
日本については、こう書かれています。
現時点で、日本でのヒストプラスマ症は流行地域からの輸入例と考えられ、年間数例である。
輸入例は、海外でうつって日本で見つかった例のこと。
検疫所の案内でも、高い危険があるとされているのは、コウモリが住む洞窟や鉱山を探検する場合などです。
家の天井裏と、海外の洞窟は条件が違います。ただ、条件が違うから吸い込んでもよい、ということにはなりません。乾いたほこりを吸わないという片付け方の約束は、そのまま守りましょう。
国内でコウモリが原因の発症例は、現在のところない
前橋市の案内では、国内でコウモリが直接の原因になった発症例は、現在のところないとされています。
群馬県の前橋市が出しているコウモリの案内で、健康被害にふれた部分がこちら。
国内ではコウモリを直接的な原因として発症した事例は現在のところありませんが、海外ではフンに含まれる「カビ菌」を吸い込んで病気に感染したケースが報告されています。
「現在のところありません」は、これまでに例が確かめられていないという意味で、この先も起きないという約束ではありません。
厚生労働省の「動物由来感染症ハンドブック2026」の表で、コウモリの欄に載っているのは狂犬病などの4つ。
どれにも「わが国で病原体が未発見、もしくは長期間発見されていない感染症」という印が付いています。
| 資料 | 書かれていること |
| 前橋市 | 国内でコウモリが直接の原因の発症例は現在のところない |
|---|---|
| JIHS | 日本のヒストプラスマ症は輸入例と考えられ、年間数例 |
| 厚生労働省のハンドブック | コウモリの欄の4つは、わが国で病原体が未発見か長期間未発見 |
一方で同じ省のページには、野生動物はどんな病原体を持っているか分からないことが多いという注意も。
国内の例が確かめられていなくても、素手で触らない、吸い込まない、という片付け方は変わりません。
免疫が弱い家族がいる家は、とくに吸い込まない
JIHSは、免疫不全(体を守る力が弱っている状態)がある場合は重症化することがあると書いています。
検疫所の案内にも「免疫に障害のある人は、重症化しやすいので注意が必要です」とあり、2つの資料は同じ方向です。
資料が挙げているのは免疫が弱い人ですが、念のため小さな子どもや高齢の家族も、片付けの場に近づけないようにしましょう。
片付けは、元気な大人が1人で。家族には別の部屋か外で待ってもらい、終わって手を洗ってから戻ってもらうと、ほこりに触れる人を減らせます。
持病があって自分で片付けるのが不安な人は、天井裏や軒下のフンを業者に任せてもかまいません。
その目安は、天井裏に積もっているときは、無理せず業者へにまとめました。
コウモリに付くダニが、人を刺した例もある
フンそのものの話ではありませんが、コウモリのすみかで気にしたいのがダニです。
2020年には、コウモリマルヒメダニ(コウモリに付くダニ)が人を刺した例が宮崎県で初めて確認されました。
宮崎県衛生環境研究所の誌上発表によると、このダニからリケッチア(ダニが運ぶことのある病原体)は検出されなかったとのこと。
天井裏に入るときは、肌を出さない。ダニがいることも考えて、長袖と手袋で肌を覆う服装がよいでしょう。
天井裏の掃除のあとに体がかゆいなど気になることがあれば、皮膚科などの医療機関に相談しましょう。
コウモリのフンを吸い込んだり、触ったりしたときは


もう触ってしまった、掃いて吸い込んだかもしれない、という人がまずすることは、手を洗い、体の様子を見ることです。
フンに触った手は、すぐに洗う
素手で触ってしまったときは、石けんと流水ですぐに手を洗いましょう。
厚生労働省のハンドブックは、動物に触ったら流水で手洗い等をするよう呼びかけています。
- 石けんをよく泡立てて、指の間や爪のまわりまで洗う
- 流水でしっかり流す
- 着ていた服は、ほかの洗濯物と分けて洗う
服を分けて洗うのは公的な決まりではなく、家の中にほこりを広げないためにやっておきたい工夫です。
触った量が少しでも、洗ったあとは5つの約束に戻って、残りのフンを片付けましょう。
ヒストプラスマ症は、人から人へはうつらない
家族にうつしてしまわないか心配な人に向けて、検疫所の案内には次の一文があります。
ヒストプラスマ症は、カビの一種が体に生えることによってかかる病気です。人から人へうつることはありません。
うつり方は、あくまでカビを含んだほこりを吸い込むこととされています。
家族を守るために大切なのは、片付けた人から離れることではなく、フンのほこりを家の中に広げないことです。
使った手袋やペーパーを袋に閉じ、服を分けて洗うのも、やっておきたい工夫の1つです(公的な決まりではありません)。
熱やせきが出たら、医療機関に相談する
片付けのあとに体調の変化があれば、医療機関(病院や診療所)に相談しましょう。
検疫所の案内では、ヒストプラスマ症の症状として、発熱、頭痛、悪寒、疲労感や乾いた咳などが挙げられています。
JIHSの説明でも、急性の肺の病気では発熱や咳が出るとのこと。
| 案内 | 挙げられている症状 |
| 検疫所FORTH | 発熱、頭痛、悪寒、疲労感、乾いた咳 |
|---|---|
| JIHS | 発熱や咳 |
検疫所の案内は、まったく症状のない人もいるとしていて、症状だけで原因は決められません。
受診するときは、コウモリのフンを片付けた、ほこりを吸い込んだかもしれない、と伝えておくと話が早く進みます。
コウモリのフンか迷っても、健康被害を避ける片付けは同じ


コウモリのフンはネズミのフンと見た目がよく似ていて、家庭で見分けるのは難しいので、迷ったときは同じ注意で片付けます。
大きさも見た目も、ネズミのフンとよく似ている
京都市衛生環境研究所には、市民から「ネズミの糞ではないか」という相談が寄せられたことがあります。
家に住みつくアブラコウモリ(イエコウモリとも呼ばれる種類)と、クマネズミのフンを比べた説明がこちら。
アブラコウモリの糞とクマネズミの糞(図3)は,ともに 5~10mm前後で見た目も似ています。
大きさでも見た目でも、はっきりとは分けられないというのが、研究所の説明です。
色やにおいで見分ける方法も見かけますが、公的な資料で確かめられたのは、大きさと見た目が似ているというところまで。
屋根裏の物音とあわせて考えたい人は、ネズミが屋根裏にいる音の特徴と対策も手がかりに。
コウモリのフンは、ほとんど虫のかけらでできている
同じ資料によると、アブラコウモリは虫を食べるため、そのフンはほとんど虫体の断片(虫のかけら)でできています。
一方、ネズミは何でも食べるので、フンにはいろいろな混ざり物が見られ、毛づくろいをするためネズミの毛も多く混ざるとのこと。
| 見るところ | アブラコウモリ | クマネズミ |
| 大きさ | 5〜10mm前後 | 5〜10mm前後 |
|---|---|---|
| 中身 | ほとんど虫のかけら | いろいろな混ざり物、ネズミの毛 |
この違いは、研究所が水やアルコールに溶いて顕微鏡で観察して確かめたものです。
家でフンを溶かして確かめるのは、おすすめしません。溶かすにはフンを触ったり崩したりすることになり、ほこりを立てない約束と逆の作業になるからです。
見分けがつかないときは、どちらも同じ注意で片付ける
コウモリかネズミか分からないときも、片付け方は5つの約束のままで大丈夫です。
湿らせる、舞い上げない、素手で触らない、袋に閉じて手を洗う、はどちらのフンにも通じる注意だから。
厚生労働省のページも、動物の種類を問わず、糞尿は早く処理するよう呼びかけています。
見分けより先に、片付けと出入り口探し。どちらの動物でも、フンが続くのは家のどこかにすき間がある証拠。フンが何度も落ちる場所を覚えておくと、次の出入り口探しに役立ちます。
ハクビシンのような大きな動物の可能性もある人は、ハクビシンの糞による天井被害と見分け方も手がかりの1つです。
コウモリのフンが続くときは、出入り口をふさぐ


フンを片付けても、コウモリが住み着いたままなら、また落ちてきます。
追い出してふさぐ手順そのものは、コウモリ駆除を自分でやる方法で順番にまとめています。
フンが何度も落ちる所の近くで、出入り口を探す
フンが同じ場所に何度も落ちるなら、その近くが出入り口の目安です。
浜松市の案内で、出入り口の探し方にふれた一文がこちら。
(糞が落ちている場所等が侵入口と考えられます。1cm程の隙間があればコウモリは出入り可能です。)
前橋市の案内で生息場所として挙がっているのは、屋根裏、戸袋、換気口、軒下、瓦の下など。
- 屋根と外壁のすき間
- 戸袋のまわり
- 換気口や換気扇の外側のフード
- 軒下や瓦の下
換気扇まわりにフンがたまっているときは、換気扇にコウモリがいたときの対処で場所ごとの動き方を紹介しています。
夕方の物音で場所を絞りたい人は、コウモリの鳴き声と屋根裏の音の正体が手がかりに。
ほかの動物と迷う人には、天井や壁の中の物音の正体をまとめた記事も役立ちます。
高い所は、下から見るだけにとどめる。2階の軒や屋根のすき間は、はしごに上らず地面から写真に撮って確かめるほうが、落ちる心配がありません。
出入り口が高い所や天井裏の奥にあり、関東1都6県で実際にフンの被害がある場合は、ペスコンproに現地調査を頼めます。
すき間をふさぐ材料の選び方は、害獣の侵入口を塞ぐ方法と材料の使い分けが詳しいです。
捕まえたり傷つけたりは、鳥獣保護管理法で禁止
フンに困っていても、コウモリを捕まえたり傷つけたりはできません。
コウモリは、鳥獣保護管理法(野生の鳥や哺乳類を守る法律)で守られている野生動物です。
京都市衛生環境研究所の資料も、アブラコウモリは保護された野生動物で、捕獲や殺処分ができないと書いています。
罰則の上限は、1年以下の拘禁刑または100万円以下の罰金(第83条)。許可なく捕獲などをすると法律の第8条に違反し、この罰則の対象です。
拘禁刑は今の条文での刑の名前で、自治体のページには以前の「懲役」のままの書き方も。
追い出しや封鎖の扱いは自治体によって案内が分かれることがあるので、迷ったら県や市の窓口に聞いてから動きましょう。
許可の取り方や罰則は、害獣を勝手に捕獲したときの罰則と正しい手順で解説しています。
追い出してふさぐのは、夏の子育ての時期を避ける
追い出しや出入り口をふさぐ作業は、子育ての時期を避けて進めます。
京都市衛生環境研究所の資料の一文がこちら。
ただし,7 月初旬~8 月中旬の繁殖期に入ると追い払うのは難しくなるので,できる限りこの時期を避けて作業を行うとよいでしょう。
繁殖期は、子を産んで育てる時期のこと。
この時期にふさぐと、まだ飛べない子どもを中に閉じ込めてしまうおそれも。
追い出しと封鎖の手順はコウモリ駆除を自分でやる方法で順番にまとめています。
ふさげない時期も、フンの片付けはできる。子育ての時期は、5つの約束でフンをこまめに片付けながら、出入り口の場所を確かめておくと、時期が来たときにすぐ動けます。
コウモリのフンの健康被害が心配なときの相談先


相談先は、体のことは医療機関、フンと住み着きのことは業者、と分けて考えると迷いません。
| 困っていること | 相談先 |
| 熱やせきなど体の不調 | 医療機関 |
|---|---|
| フンの片付けと住み着き | 業者 |
| どこに頼めばいいか分からない | 市役所の担当窓口 |
市役所では、コウモリの駆除を引き受けていない
市役所に頼めば片付けてもらえると思いがちですが、市ではコウモリの駆除をしていないところも少なくありません。
横浜市では、コウモリの捕獲や駆除は行っておりませんので、ご自身で対処していただくようお願いします。
ほかの市の案内も、書き方は少し違っても中身はほぼ同じです。
| 市 | 案内していること |
| 横浜市 | 捕獲や駆除はしていない、難しい場合は専門業者へ |
|---|---|
| つくばみらい市(茨城県) | 駆除や捕獲等はしていない、費用は自己負担 |
| 浜松市 | 捕獲や駆除等はしていない、難しい場合は専門業者へ |
確かめた市の案内には、フンの片付けを市が引き受けるという記述も見当たりませんでした。
市の窓口で何を聞けるかは、害獣駆除で市役所に相談できることで確かめられます。
業者を比べるときは、見積りのあとに断れるかを見る
業者を比べるときは、見積りのあとに断ってもよいかを先に確かめておきましょう。
何社かに見積りをとって比べる相見積もりをしたい人は、この点が分かっていると気軽に頼めます。
| 項目 | ペスコンproの内容 |
| 現地調査・見積り・相談 | 費用がかからない |
|---|---|
| 見積りのあと | 断ってもよい(公式のよくある質問) |
| 相見積もり | 歓迎、相談だけでもよい |
| スタッフの資格 | 防除作業監督者・狩猟免状 |
| 報告 | 写真で報告 |
| 保証 | 最長10年(施工箇所の破損に限る) |
| 対応エリア | 関東1都6県 |
| 受付 | 9〜18時・年中無休 |
気をつけたいのは、対応が関東1都6県だけという点。受付は9〜18時(年中無休)です。フンの清掃や消毒が作業に含まれるかも、見積りのときに確かめておく必要があります。
業者ごとの確かめ方はコウモリ駆除業者の選び方、見積書で比べる項目はコウモリ駆除の費用と見積書の5項目の記事が参考に。
契約前に気をつけたい手口は、害獣駆除業者の見分け方と契約後の対処にまとめました。
見積りだけでも頼める業者。ペスコンproは見積りのあとに断ってもよいと公式に書かれているので、家の状態だけ見てもらう使い方もできます。
関東1都6県で、天井裏にフンが積もっている、まだ住み着いている場合は、写真で報告してくれる業者に見てもらいませんか。
\ 相見積もり歓迎・相談だけでもOK /
コウモリのフンと健康被害でよくある質問


コウモリのフンと体への影響について、迷いやすい疑問に答えます。
コウモリのフンで、本当に病気になりますか?
JIHSは、コウモリ・鳥の糞を吸い込んでうつるカビの病気にヒストプラスマ症を挙げ、日本の例は輸入例と考えています。家のフンで病気になるかどうかを言い切れる公的な資料は見当たらないため、吸い込まない、触らないことを守りましょう。国内の状況は日本でどのくらい心配かにまとめました。
日本でコウモリのフンから病気になった例はありますか?
前橋市は、国内ではコウモリを直接的な原因として発症した事例は現在のところないと案内しています。一方で海外では、フンに含まれるカビ菌を吸い込んで感染したケースが報告されているとのこと。原文は国内の発症例の話で引用しました。
コウモリのフンを吸い込んでしまったら、どうすればいいですか?
体の様子に気をつけ、熱やせき、だるさなどが出たら医療機関に相談しましょう。受診するときは、フンを片付けて吸い込んだかもしれないと伝えると話が早く進みます。症状の目安は熱やせきが出たらのとおりです。
コウモリのフンを素手で触ってしまいました。どうすればいいですか?
石けんと流水ですぐに手を洗い、洗う前の手で目や口に触れないようにしましょう。厚生労働省も、動物に触ったら流水で手洗い等をするよう呼びかけています。洗い方は触った手はすぐに洗うに並べました。
コウモリのフンの掃除に、掃除機を使ってもいいですか?
掃除機は排気でほこりが舞うことがあるので、避けたほうが無難です。乾いたフンのほこりを吸い込まないよう、水で湿らせてからペーパーで包んで集めましょう。理由はほこりを舞い上げないで説明しています。
コウモリのフンの消毒に、ハイターを使ってもいいですか?
塩素系漂白剤を使うときは、薄め方や使える素材を製品の表示どおりに守りましょう。国民生活センターは、浴室用などの住宅用塩素系洗浄剤が酸やエタノールなどと混ざると有害な塩素ガスが出ると注意していて、漂白剤も塩素を含むので「まぜるな危険」の表示を確かめ、ほかの洗剤やアルコールとは混ぜません。手順は袋に密閉して手を洗うにまとめました。
コウモリのフンとネズミのフンは、どう見分けますか?
京都市衛生環境研究所は、アブラコウモリとクマネズミのフンはともに5〜10mm前後で見た目も似ているとしています。コウモリのフンはほとんど虫のかけらでできていますが、家で溶かして確かめるのはおすすめしません。迷ったときの考え方は見分けに迷ったときのとおりです。
子どもや高齢の家族がいる家は、何に気をつければいいですか?
JIHSや検疫所が重症化しやすいとしているのは、免疫が弱っている人です。念のため子どもや高齢の家族も含めて、片付けは元気な大人が行い、家族には別の部屋で待ってもらいましょう。詳しくは免疫が弱い家族がいる家で紹介しています。
ベランダに落ちたコウモリのフンは、自分で片付けてもいいですか?
手の届く所に数粒落ちている程度のフンは、5つの約束を守って自分で片付けられます。量が多い所や天井裏は、無理をせず業者に任せてもかまいません。場所と量の目安は業者に任せる目安の表のとおりです。
市役所に頼めば、コウモリのフンを片付けてもらえますか?
横浜市やつくばみらい市は、市ではコウモリの捕獲や駆除をしていないと案内しています。フンの片付けを市が引き受けるという記述も見当たらず、自分で難しい場合の相談先は専門業者です。市の案内は市役所の対応で取り上げました。
まとめ:コウモリのフンの健康被害は、乾く前の片付けで避けよう


コウモリのフンは、乾く前に湿らせて、舞い上げず、素手で触らずに片付けるのが、体を守る近道です。
厚生労働省が書くとおり、糞尿は乾くと病原体が空気中を漂い、吸い込みやすくなるため。
ベランダや玄関に数粒落ちていただけの人は、今日のうちに霧吹きと手袋を用意すれば、自分で片付けられます。
天井裏に積もっている、毎日のようにフンが落ちてくる、という人は、住み着いているコウモリがいる限り片付けても終わりません。



今日のうちに、乾く前のフンから片付けよう。
フンが続く原因の出入り口まで見てもらえれば、片付けたあとの心配もひとつ減ります。
見積りのあとに断ってもよいので、家の状態を知るためだけに頼んでもかまいません。
関東1都6県で、天井裏にフンが積もっている、まだ住み着いている場合は、ペスコンproに出入り口まで見てもらいませんか。
\ 現地調査・お見積りは無料 /
- 厚生労働省「動物由来感染症」
- 厚生労働省「動物由来感染症ハンドブック2026」(PDF)
- 国立健康危機管理研究機構(JIHS)「ヒストプラスマ症」
- 厚生労働省検疫所FORTH「ヒストプラスマ症(Histoplasmosis)」
- 前橋市「コウモリについて 市街地にも姿を現します」
- 京都市衛生環境研究所「衛生動物だより No.059 アブラコウモリの糞」(PDF)
- 宮崎県衛生環境研究所「誌上発表」(PDF)
- 浜松市「家にコウモリが住み着いて困っている」
- 横浜市「家にコウモリが住み着いている。」
- つくばみらい市「コウモリを見かけたら」
- 国民生活センター「住宅用塩素系洗浄剤の使い方-まぜるな危険!浴室などで事故が発生しています-」
- 神奈川県「野生動物に関するよくあるご質問」
- e-Gov法令検索「鳥獣の保護及び管理並びに狩猟の適正化に関する法律」

